兄友2巻の感想ネタバレ!暴君雪紘に躾けられる秋の苦悩

ドラマ化・実写化もされた兄友の第2巻
恋人同士になったまいと壮太。そしてまいの兄・雪紘や友だちののぶことりんごの他に、新キャラ登場です。
それが壮太の妹の秋。
秋の登場で、雪紘の暴君っぷりはパワーアップ!笑いどころも増えました。
ウブなふたりの恋も、順調に育ってます!!
では、「兄友2巻の感想(ネタバレ注意)暴君雪紘に躾けられる秋の苦悩」についてまとめます。
兄友2巻のあらすじ
最近、生徒会長でありながら、生徒会室になかなか顔を出さないという七瀬雪紘。
そのために仕事を回されて、まいに会う時間を減らされている西野壮太は、たまらず雪紘に質問をします。
噂では1年の女子と美術室で遊んでいるからだと噂があるけど本当なのか?
その答えは意外で・・・
壮太の妹の秋と一緒にいたからでした。
ドジな秋がやってしまった失敗を反省文だけで許すというように配慮してあげている雪紘。
そして、まるでダ犬を躾けるかのような秋への対応。
逃げたいけど逃げられない秋は、しょっちゅう雪紘に躾けられるのでした。
一方、まいと壮太の話。
クリスマスの都合もつかなかったのに、年末も親戚の寺の手伝いでデートすらできない二人。初詣も一緒に行けない・・・
まいは手伝い先の親戚のおばさんに、人の都合を考えるのはまいの美徳だけど、それは気遣いとは違うとアドバイス。
そして勇気をふりしぼって初めて壮太に一緒にお寺の手伝いをしてほしいとお願いをするまい。
一緒に年越しすることができた二人は、お互いをわかりあっていきます。
その他、バレンタイの話も収録。
兄友2巻本日(6/20)発売です!どうぞよろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/9wN4Ul42xC
— 赤瓦もどむ (@modomutu) 2016年6月20日
兄友2巻の感想(ネタバレ注意)
(ここからはネタバレOKの方のみご覧ください)
本格的に雪紘の暴君っぷりが発揮されている巻でした。
まるでドジなダ犬を見る時と同じ目をしながら、秋のことをかまう様子は何とも言えません。
でも、ふとあれっ!?って思うこともあるんですよ。
雪紘って、テレビを観ている邪魔をしたらキレるというぐらい、ダ犬を見るのが大好きなわけです。そして、そのダ犬のように躾けているのが秋ということは、恋愛対象とはいかなくても、かなり好意的なわけですよね。
あの様子では、普通の女子に全く関心を示さないみたいなので、結局はかなり秋を好きってことなのでは?まぁ、どういう好きの意味なのかって言うのは考えるのも怖かったりするレベルですが・・・
まいのセリフにあった通り、秋にはストレスでダメにならないでほしい・・・
でも、なんだかんだ言いながらやっぱり雪紘は優しいんですよ。
バレンタインに昆虫チョコセットを売っているお店があって、女子力オーラがすごい中で昆虫のチョコを買う勇気がなかった秋。でも、雪紘は普通に買えるだろうと、自分の欲しいチョコまで追加して平然と買ってあげていました。
パット見で、雪紘が秋をからかったりいじめているように見えるけど、よ~く考えると根本的には秋のためにしていることばかりなんですよね。
散歩に行きたくないダ犬 pic.twitter.com/tPxIeuUSex
— 赤瓦もどむ (@modomutu) 2016年6月27日
そして、まいと壮太の関係も少しずつですが進んでますね~~。
お互いにまだ変なところに気を使ってしまって、それが元ですれ違ったりはしていますが。
年越しを一緒にしたというシーンあたりから、ちょっと変わったかな?という印象です。
「この人の隣に自分が馴染んだ」というまいのセリフがあるんだけど、そばにいたり話したりすることにまいが慣れたような感じがしますね。
それまでは、電話するのも迷惑ではないかと意識していたのに、おばさんのアドバイスから一緒に年明けをしてからというもの、そういう距離を感じることはなくなったような気がして読んでいます。
それで、なんだか似たもの夫婦って感じになっていく流れ(笑)
最後の話で、それがよくわかります。
バレンタインの日はりんごの誕生日で、まいは去年彼氏がいない頃にお誕生会用にケーキを焼いてあげるって約束をしていたんですよ。
当然のように、先に約束をしていたからと彼氏より優先しようとするまいに、のぶこは破局する気か!?とダメだと言います。
バレンタインに友だち優先はヤバイ。破局するというのぶこの意見は、もちろん、雪紘も同じ意見。
でも、まいはどうしてもムズムズしてしまって、当日に思い切って壮太に聞いてみるんですね。先にした約束と恋人との約束のどっちを優先するかって。
壮太は、迷うことなく「よほどのことがないかぎりは先約の方じゃないかな?」と答えるわけ。誰に聞いても彼氏優先って言うのに、まいと壮太だけが、先にした約束は優先すべきって考えるなんて素敵♪
ウブなふたりだからっていうよりも、そういう性格なんですよね、まいも壮太も。
いつもマイペースのりんごも、普通女子の友情は彼氏ができると軽くなると思ってちょっと不機嫌でした。意外としっかりしたことを考えていて、なぜそうなるのかも分析しているというか、よくわかってましたね。恋愛あるある。
だから、まいが彼氏を優先することなく友情を大切にするとわかった時のあのりんごの笑顔・・・
最高に可愛かったな~~。
読んでいるこっちまで、女の友情だって軽くないんだよ!!って言いたくなったな~~。
私も・・・というか私の世代は、こういう時に先約を優先するタイプが多かったので(笑)、スッキリいい気分になりました♪
兄友2巻の感想まとめ
秋が登場したことで、すっごく派手なコメディチックな笑いがあるわけではないですが、ほのぼのと笑える要素満載です。
そして、まいと壮太の関係や女友達との友情など、誰もがあるある~~~と思ってしまうお話がほとんどですね。
ここ最近、ハラハラドキドキの展開の少年漫画を読む割合が多かったので、物足りなく感じるかな?と思っていましたが、そんなことなかっったです。じんわり心の奥から温かくなる感じ。
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以上、「兄友2巻の感想(ネタバレ注意)暴君雪紘に躾けられる秋の苦悩」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。