ちはやふる(漫画)7巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)逃げないやつになりたい

ちはやふる漫画7巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)をご紹介します。
まずは前回の6巻の復習から。
級別の公式戦に参加した瑞沢高校かるた部の面々。
千早は、初めてのA級の大会で緊張しつつも、原田先生から指示のあった速くですぎないかるたを目標にして臨みます。
その結果、1回戦の相手・金井桜に敗戦しつつも、様々なことを学ぶことができました。
そして、他のメンバーたちは、全員が決勝戦に進出!!
では、ここから「ちはやふる(漫画)6巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)逃げないやつになりたい」についてまとめます。
ちはやふる7巻のあらすじ
最高クラスのA級しか出場できない名人位・クイーン位挑戦者決定戦・東日本予選が間近に迫り、太一は、千早と新に追いつきたいと、A級昇級をかけた大会に一人で臨みます。そこには新の姿が・・・
その頃、千早は大会に参加することを禁止されて、机くんの指導のもと勉強するよう宮内先生から命令されていましたが、こっそり抜け出して太一の応援に行ってしまいます。
そして、千早も新と再会。
太一、太一、やったね、やったね!!
そんな千早の言葉を聞き、太一も涙をこぼします。
いやだと思う気持ちと一緒に、おれの中にもやっぱりあるんだ・・・
やった!新が帰ってきた!
3人の絆が再び!!
そして、とうとう名人位・クイーン位挑戦者決定戦・東日本予選が始まります。
千早は1回戦で小学6年生のスピードスターを下します。その後、会場には、なんと現名人の周防久志があらわれます。
2回戦では前クイーンである山本由美と対戦することになってしまった千早。
前クイーンを相手に攻めていこうと思う千早の戦いが本格的に始まります。
ちはやふる7巻の感想(ネタバレ注意)
(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)
この巻は、やっぱり新が帰ってきたシーンが一番感動しました。新というよりも、新が戻ってきた時の太一の気持ちがよく表現されていて感動しました。
帰ってきてほしくない、帰ってきてほしい・・・そんな複雑な気持ちと、その自分の気持ちに気づく心の細かい描写がとてもうまいです。
まず、新と再会した太一は、連絡先のメモを渡されながら、太一はA級で出ると勘違いしていたと言われてしまいます。新は悪気はないのでしょうが、キツイですね。
そして、太一が負けて椅子に座っている姿を原田先生が発見するのだけど、その様子がとっても切ない・・・3回戦で負けて、その手には先ほど新からもらった連絡先のメモ。
またA級になれなかったという悔しい思いと、新が戻ってきてA級で戦っているという現実。
小さい頃から、ずっと母親から1位であることを追求され続けてきた太一ですから、かるたの世界でのこれだけの力の差を見せつけられれば嫉妬するのは当然でしょう。
また、なんと言っても、千早を取られたくないという気持ちが子どもの頃からあったはず。
まだそれが恋という気持ちだというのはハッキリしていないのですが、好意を持っているということは本人も自覚はしています。
というか、最初に初めて読んだ時は、太一は千早が好きでしょ?って今までの話や流れ的に思ってたんだけど、次の巻で好きだとすっごく自覚するシーンが出てくるので、まだこの時点ではそこまでは自覚してないのだと思います。
だからこそ、新に対して複雑な気持ちになっちゃうんでしょうね。
それでも、千早に腕をつかまれてやったね!って言われた時には、やっぱり嬉しい気持ちが溢れ出してきて、自分もまた千早のようにずっと新のことを心配して信じて待ち続けていたのだとわかるわけです。
ここは、何度見ても泣けるね~~(泣)
あと、千早は机くんにテスト勉強を指導してもらっている間にこっそり逃げ出して応援に行っていたのですが、帰ってきてからの机くんのセリフがとても好きです。
「やりたいことを思いっきりやるためには、やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ」
強く怒るでもなく、静かに言うところがより感情こもっていてよかった~!!
赤点がないとわかった時に、千早が黙って机くんの手をガシっとにぎるところもすごくよかったですね。
こんなふうに、作者の末次さんが描かれる、心情とか細かい描写っていうのが本当に好きです。
そして、この大会の帰リ道に、太一の様子を見ていた原田先生が、今までの実績からA級に昇格するか聞いてきます。
千早ちゃんとメガネくんがA級で待ってるよって。
でも、そこで太一が言うんですよ。
先生 おれはA級になるより
・・・逃げないやつになりたい・・・
すごい・・・すごすぎる・・・
太一イケメンすぎるでしょう!!
ここまでのお話が7巻の半分ぐらいまでに描かれているんだけど、もうここまででいいわって思うほどお腹いっぱい!
後半は、名人位・クイーン位挑戦者決定東日本予選大会の様子です。
千早が、小6のスピードスター・立川梨理華と対戦。
そして、次は前クイーンの山本由美と対戦することに!!
名人の周防久志も登場してくるので、かなり豪華な内容になっています。
ちはやふる7巻の感想まとめ
この巻は新が帰ってくることによる、より細かい描写に感動しました。
丁寧な心理描写の描き方が圧巻です!!
新もカッコよかったな~~~。
最後の太一は泣きたくなるほどカッコよかったです!!
以上、「ちはやふる(漫画)6巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)逃げないやつになりたい」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。