ゴールデンカムイ 6巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)殺人ホテルの家永

漫画ゴールデンカムイ6巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)をご紹介いたします。
まずは前回5巻までの復習から。
土方歳三につかまった白石由竹は、連続殺人犯の辺見和雄の刺青人皮を持ってくるように言われます。
杉元佐一の元に戻った白石は辺見の情報を提供し、アシㇼパが叔父が近くでクジラ漁をしていて心配だというのもあったため、早速ニシンの漁場に向かいます。
ひょんなことから辺見と知り合った杉元とアシㇼパ。
杉元を狙っている辺見は、二人きりになろうとして・・・
ではここから「ゴールデンカムイ 6巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)殺人ホテルの家永」についてまとめます。
ゴールデンカムイ6巻のあらすじ
第50話:春雷
第51話:殺人ホテルだよ全員集合
第52話:無い物ねだり
第53話:不敗の牛山
第54話:ことづて
第55話:鰊七十郎
第56話:松前藩
第57話:水泡
第58話:茨戸の烏合
第59話:雪原の用心棒
キロランケと会った杉元・アシㇼパ・白石。
アシㇼパは、のっぺらぼうが自分の父親なのかどうか会って確かめたいと言い、脱獄王である白石の力を借りて網走監獄に侵入することにします。
キロランケを含む一行は、長い旅になるためまずはアシㇼパの村・コタン村へ行き、谷垣に村や祖母をまかせて札幌へ向かいます。
札幌に到着して杉元たちが宿泊しようとしたホテルは、「札幌世界ホテル」と呼ばれ、そこは、女将の家永がいました。
家永は、実は刺青の囚人で、そこは殺人ホテルでした。
一足先にそのホテルに到着していたのは、牛山。そして、杉元たちも宿泊します。
同じ囚人でありながら、家永に気づかない白石と牛山は、罠にハマってしまいます。
そして、家永はアシㇼパを襲おうとして・・・
一方、河港の街・茨戸では、賭場をめぐって日泥と馬吉の争いが起きていました。
日泥側についた用心棒は土方歳三と永倉新八、馬吉側についたのは尾形百之助。
目的は刺青人皮。
激しい戦いの結末は?
ゴールデンカムイ6巻の感想ネタバレ
(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)
出だしは、前巻に引き続きキロランケと出会った杉元たちがお互いの知っていることを話しているシーンから始まります。
キロランケはアシㇼパの父とは日本に来る前からの知り合いであり、アシㇼパも信頼しているのですが、杉元は信用していません。
刺青人皮を複数持っているのに、嘘を言いましたからね。それに、コタン村で谷垣に確認させようとしていましたし。
でも、アシㇼパが懐くなら悪い人ではないと言うわけです。
アシㇼパとは本当にお互い信頼しあってるんですね~~。
信頼と言えば、谷垣もすっかりコタン村の一員になっていて、なんだか嬉しい・・・
そして、この巻の一番の見どころはやはり家永でしょう。
もともとは医者のお爺さんだったのが、あの美しさ。
どれだけ多くの人を殺して、ほしい部位を食べたのでしょうか。
白石と牛山はお互い刺青の囚人ということで鉢合わせさせたくないがために罠にはめますが、家永の目的はアシㇼパの眼。
この漫画では、もう目玉がうまいっていう話に慣れてしまったけれど、さすがに家永がアシㇼパの眼をなめていたのはゾゾッとしました。
最後にホテルが爆発して、家永を助けたのは牛山。
刺青のために助けるっていうのはわかるのだけど、自分を陥れようとした人なのに、殺すこともなく病院の場所を借りて休ませているのはなぜなのか・・・
白石が惚れたのか?と聞いた時は、ふざけるなと返事をしていましたが、きっと女の人には甘いんですね。
それにしても、アシㇼパが牛山のことを「チ○ポ先生」と呼んだり、はんぺんを大事にそうにしているのには笑いました。
というか、あんな爆発で建物も崩壊しているのに、はんぺんがそのまま形を維持しているのに笑える・・・
そして、この巻の後半は、茨戸にて土方歳三と尾形百之助の攻防となる賭場をめぐる戦い。
これは、まさにドロドロの愛憎劇というか、お昼のメロドラマみたいな感じ。
日泥の方は、親方と奥さんと息子、あとは親方の妾がいるのだけど、内情はバラバラでドロドロ。
親方は子種がなくて、息子も奥さんが浮気してできた子ども。そしてお妾さんのお腹の中の子どもも親方ではなくて息子の子。
そんな親子関係が、この賭場をめぐる争いの中でどんどんあぶり出されていきます。
そして、土方歳三と永倉新八はあまりにも強くて、本当にその年令なの?と思うぐらいでした。
土方のこんなセリフがあります。
いいか小僧ども、この時代に老いぼれを見たら「生き残り」と思え
確かに・・・
普通のおじいさんならそんなことはないでしょうが、剣や銃を持って戦っている老人は、まさに荒波を生き残ってきた人だよね。
土方歳三は、カッコいいとしか言えないです。
ゴールデンカムイ6巻の感想ネタバレまとめ
賭場の戦いは土方たちが用心棒になった日泥が勝ったのですが、実際に刺青人皮を手に入れたのは尾形百之助でした。
そして土方歳三に向かって、その刺青人皮と引き換えに、自分を用心棒にしないかと言い出します。
土方陣営に尾形百之助が加わるのかは、次巻以降を楽しみにしていましょう。
以上、「ゴールデンカムイ 6巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)殺人ホテルの家永」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。