ピアノの森(漫画)4巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)初のコンクール

漫画ピアノの森 第4巻のあらすじや感想(ネタバレ注意)についてご紹介します。
まずは、前回の第3巻の復習から。
ショパンの子犬のワルツだけがどうしてもうまく弾けないカイは、阿字野に教えてほしいとお願いをし、習い事するお金がないカイは、阿字野と取り引きすることに。
指の練習曲から始めたものの、カイにとっては辛いことでした。阿字野からのアドバイスは、一番好きな場所を思い浮かべて練習するということでした。
やっと練習曲で合格をもらったカイは、子犬のワルツも弾けるようになっていて・・・
では、ここから「ピアノの森(漫画)4巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)初のコンクール」についてまとめます。
ピアノの森(漫画) 4巻 あらすじ
第26話:誤解してたよ
第27話:エスエージェイアイエヌオー
第28話:全力で・・・
第29話:モーツァルトの遺言
第30話:コンクールの朝
第31話:ピリピリ
第32話:たか子お嬢様
子犬のワルツが弾けるようになったことで、カイは阿字野との取り引き内容を聞くことに・・・
それは、ピアノコンクールに出ることでした。
カイは、ピアノコンクールに出るのはプロを目指すもので、自分が出ても恥をかくだけだと言いますが、阿字野がそれ以外に取り引きしたいことはないというため、しかたなく参加することにします。
その頃雨宮修平は、阿字野壮介がコンクールの審査員になるかもしれない・・・先生に日本一のピアノを・・・僕のピアノを聞かせたい・・・
そう思って練習に励んでいました。遊びで弾いているカイには負けないと。
しかし、阿字野が自分の教え子がコンクールに参加するという理由で審査員を断ったと聞き、カイに真剣に勝負するよう話をします。
過去の阿字野が弾いたテープを聞きながら、課題曲のモーツァルトピアノソナタヘ長調K(ケッヘル)280を練習するカイ。しかし、それは阿字野のマネであり、「おまえのK280を弾きなさい」と言われます。
そしてカイは、「俺のピアノ」が見つからないままコンクール当日の朝を迎えます。
こっそり家を出るつもりだったカイは、店の人に嫌がらせをされたことで玲子にバレてしまい、阿字野の誘いもあって玲子もまたコンクールに行くことになりました。
会場では、誰もが雨宮修平が参加することでピリピリしています。
そこでカイが出会ったのが、丸山誉子でした。
ピアノの森(漫画) 4巻 感想(ネタバレ注意)
(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)
カイは基本的に何も変わっていないのだけど、周りの環境がジワジワと変わっていきますね。ここからどんどんカイがピアノの世界に足を踏み込んでいくことになります。
カイは全くそんな気持ちはないんですけどね。
ピアノコンクールに参加することになったのも、阿字野との取り引きをちゃんとしておかないと、自分だけが得をしているようではいけないという考えがあっただけ。
しかし、優勝して日本一を目指すと腹を据えた修平は、カイが一番のライバルだと思っています。だから、ここからが本当のふたりの長いライバルとしての時間が始まるんだ~って思いました。
今までは、修平がカイの実力を驚いたりすることはあったものの、遊びで弾いているカイとプロを目指している修平では、同じ土俵で戦うってことができませんでしたから。
私が好きだったのは、玲子が一緒にコンクール会場まで足を運ぶシーンかな。
ピアノの練習場所を貸してくれている寮のおばちゃんが、せっかくコンクール用の服を用意してくれたのに、カイたちが住んでいる店の意地悪なおばさんがドロドロにしてしまいます。
カイはコンクールに出場することを玲子に言っていなかったので、サッサと逃げ出そうとするのですが、阿字野との待ち合わせ場所までおいかけてくるんですよ。
そこで初めて、阿字野が音楽教師であり、カイがピアノを教わっていて、コンクールにまで出場することを知るわけです。
玲子は、カイがコンクールに出場するって聞いて、目に涙を溜めてうれしーって言うんですよ。母親だよね・・・ほんのちょっとしたシーンなのに、なんだか泣ける。
阿字野もまた、学校で玲子の悪い噂を聞いていたんだけど、カイをとても愛していることがわかってホッとします。
そして、丸山誉子の登場ですね。
彼女もまたこの先、ピアノという同じ目的を持った仲間・友人として一緒に成長していくことになります。
この巻あたりから、学校がメインというよりピアノがメインになっていくため、これから先に関わっていく様々な人達が登場してきて面白いですよ。
ピアノの森(漫画) 4巻 感想ネタバレまとめ
初めてのピアノコンクール。
このコンクールは、ショパンコンクールを目指すことになる最初の一歩になるコンクールです。まだこの時点ではショパンコンクールの話などは一切出てこないのですが、遊びで弾いていたカイがプロを目指す子どもたちと一緒に参加したわけですから、大切な一歩ですよね。
そんな大切な第一歩を玲子も一緒に見守ることができて良かったな~~。阿字野との初めての出会いにもなるわけですし。
次の巻では、コンクールの様子がメインになるのでハラハラしますよ。
以上、「ピアノの森(漫画)4巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)初のコンクール」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。