ラディアン(漫画) 2巻のあらすじ・感想(ネタバレ注意)ランブル・タウンの差別とネメシス

ラディアン(漫画) 2巻のあらすじや感想(ネタバレ注意)についてご紹介します。
まずは、前回の第1巻の復習から。
田舎の小さな村に住んでいる魔法使い見習いのセトは、トラブルばかり起こしていつも村人たちから厄介払いされています。
そんなある日、怪物ネメシスの卵が空から落ちてきます。
セトはうっかり卵を割ってしまってネメシスを目覚めさせてしまいますが、なんとか助けることに成功します。
彼は、育ての親アルマと離れて、ネメシスの巣があると言われている伝説の地・ラディアンに行こうと決意します。ネメシスが現れる巣からなくしていかないとダメだと思ったからです。
セトは、アルマに見送られながら、まずはアルテミスへ向かいます。
ここから「ラディアン(漫画) 2巻の感想(ネタバレ注意)ランブル・タウンの差別とネメシス」についてまとめます。
ラディアン(漫画) 2巻 あらすじ
- 第5章:ファンタジア
- 第6章:ジャン=ペドロヴィッチ・ド・ラ・ノッチェ・サロモン・グリスペパン・ワンダースミス
- 第7章:ランブル・タウンへようこそ
- 第8章:北通り
- 第9章:どんでん返し
- 第10章:ドミール
- 第11章:”ツバ”と”おしっこ”
- 第12章:ニュー・チャレンジャー登場!
ヤガの元で2週間特訓を受けたセト。
防御力はアップしたものの、攻撃は一向にうまくいきません。
手袋があるとうまく魔法が使えないのです。
そんな時、素手と同じような感覚を得ていける!と思ったセトでしたが、手袋が破けてしまいます。
手袋を買うお金もないし、家も食べるものもない・・・
しかも、マスター・ロード・マジェスティと面会したら、アルテミスの歴史始まって以来の借金ランキング1位という金額の借金も抱えていました。
ヤガから指なしの手袋をプレゼントしてもらったセトは、ドクに情報屋として組んでもらって、早くネメシス探しに出かけようと思います。
セトと組みたくないドクは逃げてばかりいましたが、1回情報だけを与えて試してやろうと約束しますが・・・
大好きなミス・メルバに見えをはってしまって、セトやメリたちと同行することになってしまいます。
彼らの行き先はランブル・タウン!
移動しているのを発見した異端審問官隊長・ドラグノフも、セトを追ってランブル・タウンへ向かいます。
ラディアン(漫画) 2巻 感想(ネタバレ注意)
(ここからはネタバレにご注意くださいね)
ヤガに特訓をしてもらったセトは、ヤガがプレゼントしてくれた指なしの手袋を使ったことで、やっとファンタジアをうまく扱って攻撃ができるようになりました。
ヤガは、セトの手袋が壊れた時に、その破け方で気づいたんですね。
手首の隙間から手袋の下の素手に吸収されていったファンタジアが、指先をやぶって放出されたことを・・・
セトは普通の魔法使いとは違って特殊で、素手で魔法が使えます。
でも、素手で魔法を使っていることがわかれば、異端審問所に連れて行かれてしまいます。
指がない手袋なら、熟練の魔法使いが使っている場合があるので、疑われません。
そして、指先や手首から手袋下の手に直接ファンタジアを集めやすく、セトは素手で魔法を使うときと同じような感覚で魔法を使えるのです。
攻撃力もアップしたセトは、あれこれあった後に、ランブル・タウンへ。
ランブル・タウンは、最も人工が多い工場が集まった町で、絶えず轟音(ごうおん)が響いています。
そしてこの町では、色々なトラブルが起こります。
ちょっとざっくり書き出してみると・・・
- 数週間は蒸発事件が相次いでいる。
- 町にはすごい数のエコー・ネメシスがいる。
エコー・ネメシスとは、親ネメシスに破壊できる格好の場所を探して教えるネメシスのこと。 - セトは謎の包帯男・グリムと出会い、攻撃をされた。
- ドクに調査依頼をしていたゼド家長男・タジがネメシスと遭遇して感染してしていた。
- コンラッド・ド・マルブール異端審問官隊長が登場してきたうえに、ドラグノフも手伝ったことでみんな捕まってしまう。
- マルブール隊長は、兵士や町民の前にセトとタジを見せつけて、魔法使い・感染者・外国人などを倒せと煽ったことで町民は戦闘モードに。
- 再度グリムが登場して、今度は助けてくれる。
- 彼の言葉から出てきたのは、ピオドンという名前で、セトの兄か?と聞かれる。
- 最後に、女魔法使いハーメリーヌが登場。
この巻の中だけで、かなり色々な人が登場して、事件というかトラブルが起こるわけなので、かなり内容は濃いのでは?
重要なポイントは、この町にはものすごい差別があること。
魔法使い・感染者・外国人は排除しようという差別的な考えによって、すべての問題が引き起こされています。
新しい主な登場人物は、タジマルブール異端審問官隊長・グリム・ハーメリーヌ。
タジは、とても家族思いの優しい子。
感染してからひどい差別をされるようになり、家族の元に帰らなくなったのは家族まで攻撃されてしまうからです。
同じ町民として生活してきたにも関わらず、感染したということでタジを探して殺そうとする町民。
まだ子供なのに・・・
セトは、自分が小さい頃にバケモノ扱いされて殺されそうになったことがあるので、その時のことを思い出します。
これがまた泣けちゃんですよ・・・
オタク主婦
人間は自分たちから一方的に攻撃をしてきて、嫌がったセトが攻撃して怪我をさせられると、セトを悪者扱いして殺そうとします。そして、セトとはまったく関係のない因縁をつけて、異端審問所を待つこともなく殺そうとしたわけです。
アルマが助けてくれて、その後はこういうトラブルに合わないように飛行船で生活をすることになります。
そんな子供時代の自分と同じように扱われているタジ・・・
そして、こんなランブル・タウンの現状をさらにひどく煽っているのが、コンラッド・ド・マルブール異端審問官隊長。同じ異端審問官隊長でありながら、ドラグノフとは全く違います。
マルブール隊長は、いかにもこの町のために・町民のためにって感じで偉そうに言っているけど、本当はただ自分が気に入らないから殺そうとするんですよ。町民のことなんてどうでもいいんです。
実際、セトたちと戦っている時に、ひとりでも多くの住民を助けるために警報をならしましょうと言っても、聞く耳を持たずに攻撃をさせようとします。さらに彼がひどい男だということは、次巻で読めます。
グリムは、最初に勘違いをしていただけで、悪い人ではありませんでした。
何か事情があってこの町に来ていたようです。
後半では、セトたちが危ないところを助けてくれて、骨折して使えない状態の腕を治してくれてました。彼がどんな人物で、何が目的なのかなど、これからが楽しみですね。
そして最後の新キャラは、ハーメリーヌ。
登場したところで終わったので、何者かは現状わかっていませんが、ネメシス使いだということは間違いありません。
次巻では、彼女から本当の事実が語られ、このランブル・タウンで行われているひどい差別が表面化してきます。
ハラハラドキドキする展開で、あっという間に夢中で読んでしまった2巻でした。
ラディアン(漫画) 2巻 感想ネタバレまとめ
ピオドンも、ここから注目しておきたい人物のひとりです。
アルテミスではマジェスティに兄はいるか?とセトは聞かれていましたし、グリムからは兄なのか・・・なんて言われてましたから。
それ以外には何も触れられていなかったので、セトって兄がいるの?って疑問だけが残っている状態。
次巻では、とりあえず誰なのかはわかりますよ。
(>▽<)b
あらすじ・感想の各巻一覧
ラディアン(アニメ1期・2期)の動画配信情報~あらすじ・感想まとめ(ネタバレ注意)
以上、「ラディアン(漫画) 2巻の感想(ネタバレ注意)ランブル・タウンの差別とネメシス」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。