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昭和元禄落語心中(漫画) 3巻の感想ネタバレ!菊比古と助六の本当の姿

 
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昭和元禄落語心中(漫画) 3巻のあらすじや感想(ネタバレ注意)についてご紹介します。

まずは、前回の第2巻の復習から。

8代目有楽亭八雲の弟子となった与太郎は、師匠を怒らすミスをして波紋されそうになります。なんとか3つの約束を守ることで波紋されずにすみましたが、その約束の話をするために、八雲は自分の過去の話を始めます。

7代目の有楽亭八雲の家に引き取られた菊比古(8代目八雲)は、同じ日に弟子入りすることになった信さん(後の初太郎→助六)と出会います。

正反対なふたり。
お互い切磋琢磨しながら落語家の道を進んでいきますが、そこには戦争や焦り・嫉妬など、様々な出来事や思いがあって・・・

ここから「昭和元禄落語心中(漫画) 3巻の感想ネタバレ!菊比古と助六の本当の姿」についてまとめます。

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昭和元禄落語心中(漫画)3巻 あらすじ

昭和元禄落語心中 3巻

昭和元禄落語心中 3巻

昭和元禄落語心中 3巻

[著]雲田はるこ

八雲と助六篇 其の三~其の五

芸の肥やしだと言いながら、派手に遊ぶ助六。
しかし、彼は落語の力をどんどんつけて、人気もあがる一方です。

それに対して、菊比古は強い焦りとコンプレックスを持っていました。遊んでばかりいるのに落語の仕事がもらえる助六。それに対して、生活のためにボーイの仕事までして、落語の練習もまともにできず、伸び悩んでいる自分・・・

そんな彼の落語を好きだと言って急接近してくるみよ吉。そして、菊比古が鹿芝居で弁天様を演じると聞いて、お化粧をしてあげることに・・・

この鹿芝居が菊比古の転機となります。

誰もが菊比古を見て、彼が動くとお客の気も動きます。

人のために落語をやるという助六。
それに対して、自分は誰のために落語をやるのか・・・

そう考えながら寄せに出た時、菊比古は鹿芝居の時のように演じながら噺をします。するといつもとは反応が違う!?

この時彼は、自分の落語は、自分が自分でいるための落語なのだとわかったのです。

そこから菊比古の落語は変わっていきます。

昭和元禄落語心中(漫画)3巻 感想(ネタバレ注意)

(ここからはネタバレOKの方のみご覧ください)

この巻は、菊比古・助六・みよ吉の関係が大きく変わっていくお話になっています。

子供の頃からずっと菊比古は助六に対して焦りをもっていて、まずはそれが解消されるわけですね。

生活のためにバイトもしなくちゃならない→落語のための時間が少ない→上達しない→落語の仕事が増えない→生活できないからバイトする

そんな悪循環です。
それに対して助六は、お金が入れば酒と女で派手に遊んでいました。そして、落語の人気も高くなって仕事も増えるばかり。

遊んでばかりで仕事が入るなんて・・・
菊比古は焦りと嫉妬・コンプレックスでいっぱいになるんですね。

そんな時に、もっとスキがないといけないと言われて、師匠に遊びに連れて行かれた菊比古は、みよ吉を紹介されます。

この出会いが、3人の人生を大きく変えていくことに・・・

環境や状況が変わるっていうのもそうなんだけど、菊比古と助六の本質も見えてきます。

最初の大きなきっかけは、鹿芝居ではないかな~~。
みよ吉からメイクしてもらって弁天様をやった菊比古は、その美しさもあったでしょうが、みよ吉と会うようになってから師匠が言っていたスキも出てきて、色気が出てきました。

それで、鹿芝居の時に自分でもその違いに気づくんですよね。
みんなが自分の動きに目を合わせるから・・・

そこから、自分の落語を見つけた菊比古は、すごい勢いで力をつけていきます。

そして今度は、菊比古・助六のふたりの本質・本当の姿が見えてきます。

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子供の頃から、真面目でお固い菊比古に、自由奔放で自分勝手な助六。
でも、ふたりが対等な立場になると見えなかった部分も見えてきます。

人のために落語をやるという助六。
それに対して自分が自分でいるために・自分の居場所を作るために落語をやるという菊比古。

これは言い換えると、自分勝手だと誰からも思われている助六は人情に厚くて人に流されやすく、菊比古は自分自身のために人との付き合いを絶ってしまうような冷めた部分もあるということです。

ある意味、自分勝手なのは菊比古の方だという見方もできるかもしれません。まぁ、助六の自分勝手とは種類が違うでしょうが。

そして・・・
菊比古のメンタルは強いのに、助六のメンタルはめっちゃ弱い!!

それまでは、助六は何をするにも怖がらずに豪快だったり、彼に対して菊比古はすごいコンプレックスを持っていたから、なんだか助六はメンタルが強くて菊比古は弱いとも見えてしまったでしょう?
でもこれはふたりの本当の姿ではなかったですね。

菊比古は、本音ではみよ吉のことを結婚もしたいと思うほど好きなはずなのに、師匠に言われたことで彼女を諦めて落語をとります。結婚するならみよ吉みたいな女性はダメっていう偏見ではなく、ただ単純に師匠の言うことに反発して波紋されたりしたら、落語ができなくなるからです。

別れを告げる時、菊比古はみよ吉から一晩中責められることを覚悟していました。そして、復讐してやるとか今度会う時は地獄だとか言われるんですよ。

みよ吉がそんなことを言える神経が私には理解できないのだけど・・・
だって、勝手に自分から一方的に惚れて、それに菊比古がほだされて会っていたと言っても、彼はみよ吉をその気にしてフッたわけでもないでしょ。

ただ、彼女だって時代的にも自分のような立場でずっと一緒にいるのは難しいことぐらいわかっていたでしょうから、わかっていながらも理不尽なことを言わずにはいられなかったのかな・・・

菊比古はもう結婚もしないって言っていますから、偏見や差別でみよ吉と別れたのではなく、落語に人生をかけるという覚悟をしたのだということがわかります。

それに対して助六のメンタルは想像以上に弱かった!
今まであまりにもスムーズに成功してしまったからでしょうか?彼は打たれ弱かった・・・

うっかり言いたい放題してしまって、師匠から波紋されてしまいます。
そして、傷心したままみよ吉と会ってすがってしまうわけです。

う~~~ん・・・
今まで好き勝手やって、自分は八雲になると周りに吹聴するぐらいだったのに、こうも簡単にあきらめるとは・・・

与太郎は菊比古(8代目八雲)に諦めずに謝って、そして今過去の話を聞いているという設定ですが、助六には謝る・粘るということすらしようとしません。プライドが邪魔をしてしまった結果だと言えばそうなんだけど、勇気がなかったとも言えるでしょう。

これは次の巻でよくわかりますが、どうしても「あなたの落語への気持ちってそんなもの?」と思われてしまうような行動をとるんですよ。

菊比古が、好きな女と別れてまで落語にかけようとしたのに対し、たった1度の失敗でそのまま逃げ出してしまいそうな助六。

ここから、助六がどんどんダメになっていく様子が描かれていくことになりますが、それが与太郎と比較されることにもなり、将来の落語界につながる重要ポイントになってくるのではないでしょうか?

昭和元禄落語心中(漫画)3巻 感想ネタバレまとめ

人生の向かう方向が大きく違ってしまったふたり。
その差は、どんどん広がっていく・・・

次の巻では、菊比古は真打ちになったのに対し、助六はどんどん落ちていくという様子が描かれていきます。

あらすじ・感想の各巻一覧
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↓次の第4巻の感想はこちら

以上、「昭和元禄落語心中(漫画) 3巻の感想ネタバレ!菊比古と助六の本当の姿」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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