BOSS(ドラマ)8話のあらすじや感想をまとめています。
第8話「悲しき銃声…消せない過去」
前回8話では、キャスター・高峰仁美(富田靖子)と大澤絵里子(天海祐希)という似たもの同士の女ふたりの心理戦が見どころのお話でした。
今回の8話では、片桐琢磨(玉山鉄二)の過去と組織への反発の理由がわかるお話です。
BOSS(ドラマ)8話 あらすじ
大澤絵里子(天海祐希)は、特別犯罪対策室の刑事たちに射撃練習をするように言いますが、片桐琢磨(玉山鉄二)はこの3年間まったく練習をしようとはしません。
そんなある日、暴力団幹部の射殺事件が起こりました。被害者を調べると3年前に使われた拳銃で殺されたことがわかり、犯人は別の暴力団幹部の谷本隆(工藤俊作)だと思われました。
谷本の潜伏場所がわかって、一課とともにやってきた特別犯罪対策室。
逃げた谷元を追ったものの、絵里子と片桐の目の前で何者かに射殺されてしまいます。
そして片桐の電話には、犯人から電話があって…
数日前に送られてきた赤いインクがついた人形は、谷本を殺すという予告殺人だったのか…
BOSS(ドラマ)8話 感想ネタバレ!
(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)
今回は、片桐琢磨(玉山鉄二)がメインのお話でした。
彼は今まで銃が撃てない…撃つ気がない…という映像が流れていましたが、その謎がわかるお話です。
射撃ができないってだけではないんですね。
組織を嫌うようになったこともわかるお話になっています。
今までは、心理戦っていうストーリーが多かったので、銃撃戦となる今回のストーリーは違う意味で面白かったです。
最初に起こった暴力団幹部の射殺事件の犯人・谷本隆は、3年前に片桐たちが追っていた犯人。片桐は、その時に違う人物を射殺してしまいます。
その時の状況は、刑事なら誰でも同じことをしただろうっていう状況だったけれど、これが片桐のその後を大きく変えることになってしまいます。
さらに、組織はまるで彼ひとりに罪をきせるかのように情報捜査し、片桐はそこから誰も信じなくなりました。
そんな彼を変えたと思うのが、仲間を信じろという絵里子のセリフでしたね。
この言葉のあとで、片桐は電話で脅迫されていたことなどを仲間に明かしていますから…
でも、実際は言葉だけではなくて、今まで一緒に捜査してきて信頼できる上司と仲間たちだとわかっていたからでしょう。残業をまったくしなかった彼が、事件がある時は残業したりしてましたし。
捜査のシーンと並行で描かれているのは、山村啓輔(温水洋一)がホステス・西山菜々美(小西真奈美)を婚約者だと言って、入れ込んでいるシーン。
どう見たって、騙されているでしょって思うんだけど、この菜々美が事件にとっての重要人物であり、山村はホステスの売上のために利用されていたのではなく、事件のために利用されていたのでした。
でも、なんで山村は自分がこんな美女に愛されているとか思えるのかな~。
今までのストーリーでも、すぐに女性が自分のことを好きかもって勘違いしますよね。
その自信がわからない…
でも、そういうところが彼の良いところなのかもしれませんね。
今回のストーリーを最後まで観て思ったのは、いったい誰が悪人だったのか?ということでした。
人を殺すというのは、どんな理由があろうがいけないことだと思いつつも、復讐となればその気持もわかるわけで、そこに組織の汚い裏側や、屋田健三(相島一之)参事官の最悪な人となりが加わることで、どっちが本当に悪いのか?ってどうしても思っちゃうんですよ。
だって、屋田が自分の勝手な欲を出さなければ、起きなかった事件かもしれないじゃないですか。
大阪府警や野立をライバル視し、自らの手柄を立てようと部下に無理をさせ、問題が発生すると情報操作してすべて部下に責任を押し付けるという最悪な男が屋田でしたからね。
片桐も菜々美も、屋田健三によってひどい思いと苦しみを与えられた被害者だったのでは?と思ってしまいました。
BOSS(ドラマ)8話 感想まとめ
片桐が、最後の最後で相手の銃を撃てたのは、今の上司の言うことは信じるという表れのようで良かったですね。
しかも、屋田の目の前で彼を助けるように撃ったのが良かった!
だけど、山村はかわいそうすぎない!?
すぐに自分に気があると勘違いしてしまう彼も問題ありだけど、ひとりの男性を手球にとって気持ちを弄んだ点でも、菜々美の罪は大きいと思います。
次回「誰にも言えない…秘密の顔」
以上、「BOSS(ドラマ)8話のあらすじ・感想ネタバレ!本当の悪人は誰?」でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!