Dr.コトー診療所(ドラマ)10話のあらすじ・感想ネタバレ!医療ミス?過去の真実とは?

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Dr.コトー診療所第10話のあらすじや感想をまとめました!

第10話「この島を出て行け」

前回9話では、週刊誌記者が島に来て、コトーが女子高生を見殺しにしたという噂を広げました。そして、その記者と信一が土砂崩れで大怪我をしてしまいます。

今回は、しげさんが島から出て行けとコトーに宣告したり、巽に真実を話すお話です。

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Dr.コトー診療所(ドラマ)10話のあらすじ

コトー(吉岡秀隆)は、脳に異常がある巽(津田寛治)を手術したあと、すぐにお腹に傘が刺さってしまった信一(斉藤大貴)の手術も行います。

無事にふたりとも助かったものの、信一の父・山下努(船木誠勝)は不信感をあらわにし、その後診療所には誰も来なくなります。

そんなある日、やってきたのは漁師たちを率いたしげさん(泉谷しげる)でした。
努は、信一の手術を後回しにされたことが今も納得できないと思っており、漁労長としてこのままにしておけないしげさんは、島を出ていってくれと宣告するのです。

星野正一(小林薫)はしげさんを説得しますが、素直になってくれず一方通行。星野は、自分が「事件のことは黙っていた方がいい」とコトーに言っていたこともあって、コトーの処遇に関して苦悩していました。

そして、巽の退院が決まった日。
コトーは、事件の真実を巽にすべて話します。

Dr.コトー診療所(ドラマ)10話の感想ネタバレ!

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とうとう真実がわかるお話でしたね。
それはもう内容が濃かった!!

最初は、コトーのことを許せず、島から出て行けとしげさんたちが診療所に来るシーン。

しげさんはリカの出産で世話になったこともあって、コトーのことをかなり信用していましたから、彼の「女子高生を見殺しにしたのは事実だ」という発言にショックを受けてしまったんでしょう。

そこに努のこともあったから、島から出て行けってことになっちゃったとは思うものの、「人殺しはいらねぇ」っていうのは言いすぎですよね…
それでコトーはかなり傷ついたはず。

 
その後、巽に真実を話すシーンでも、色々と考えさせられます。

真実の内容をひとことで言えば、研修医の三上がミスしたあげくに逃げちゃったということ。

もともとコトーは、手術が長引いて仮眠をとっていましたが、まともに寝る時間もないような状況でふたりの救急患者の治療をすることになります。医師はコトーと研修医の三上のふたりだけ。

ところが、初めての当直でパニックしている三上は、すでに間違った薬を投与しており、それがよりコトーの手を煩わせることになります。

その間、女子高生の巽の妹は待たされていたわけで、やっと女子高生の処置を三上に指示したコトーは、依然危機的な状態の最初の患者の治療へ。

しかし、コトーが「もうミスは勘弁」というようなことを言ってしまったために、三上は治療を放棄して逃げてしまいます。結果的に、コトーが気づいた時には、女子高生は何もされずにただ放置されていただけの状態で手遅れでした。

研修医だから、パニックするのもわかるんですよ。
誰だって初めての当直で命にかかわることを自分ひとりでやらなければならないという状況になれば、頭の中が真っ白になってしまということも。

それでも、人の命を助ける医者になったわけで、ずっと学んできたわけでしょう?
患者を放置して頭抱えて座り込んでいるぐらいなら、医者になんてなるなよと言いたい…

できないなりにも、何かできたのではないか?と思うんですよね。
せめて、どうしてもできないことをコトーに伝えるだけでも良かったと思うんですよ。
そうしたら、何らかの指示はできたかもしれないじゃないですか。

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あと大学病院のシステム的な問題もありますよね。

コトーが、普段の彼では言わないようなことを研修医に言ってしまったのも、冷静考えることができないほどの疲労があったからでしょうし。なんであんなにナースも数人しかいない状況で、受け入れすることになってのかっていうのも気になります。

コトーは、「責任はすべて自分にある」としか言わなかったようで、後から和田が、研修医をかばったからだろうって言った時にも、それは違うって言っていました。

きっとそれは本音で、自分の対応さえ間違っていなければ、きっとあんなことにはならなかっただろうと後悔しているんでしょう。

 
それでも、やっぱり三上が悪いと思ってしまいますよね。

命を預かる仕事についた以上は、それなりの責任は負わなければなりませんから。
なのに、彼は逃げただけで、助かるかもしれなかった命がひとつ消えてしまいました。

いくらコトーの態度や言葉が三上に対して配慮がなかったとしても、女子高生は同時に治療中だと信じて、もうひとりを必死に助けていたコトーと比べれば、三上の責任は大きすぎます。

前の感想にも書いたけど、お金をもらって患者を優先したなどの情報は、三上が嘘を言っているんですよね、きっと。ドラマでは深掘りされてはいないものの、原作コミックではハッキリ描かれています。その話を証言したのは三上だって。

ドラマでも、記事に金銭問題の記載はあったし、巽のセリフからも誰かが嘘の情報を流したことに間違いはありません。そして、あの場にいたのは少数ですから、コトーも三上の証言だということに気づいているのでは?

その真実を聞いた巽は、厳しく正論を言うのだけど、セリフは確かにカッコいいことを言ってるんです。どんなに悔やもうが、亡くなってしまった妹は帰ってこないのだから、その重さを忘れずに逃げるなって。

 
ド正論なんだけど…
ただ…

このセリフを聞いた時に、じゃああなたはどうなの?って思ったんですよね。
ジャーナリストとしてのプライドはないのか?って。

人には医者だからとか言っておきながら、自分は半分嘘の記事を週刊誌に掲載してるんですよ?
そして、「金のためか?病院のためか?」みたいなセリフがあったけど、ほら!そんなことも知らずに記事を書いてるじゃん!!って感じ。

自分自身が、恨み目線にならずに冷静に真実を追求して、それを記事にしてからコトーに正論言えよって思いました。

結局、巽は退院したあともまだコトーを恨んでいるようでした。
しかし、剛利(時任三郎)たちの話を聞いているうちに、やっと素直にコトーのことを認めるように…
彼もまた、恨むことで心のバランスを取っていたんでしょうね。

 
茉莉子(大塚寧々)のセリフが良かった!
巽も彼女の言葉に救われたはず!

これで一件落着か?ってところですが、そうもいかず…
その後、コトーは本当に島を出ていってしまいます。
退職届と手紙を残して。

 
ここからは泣けますね…(泣)

海に走って行った彩佳は、船を出してとしげさんに言ったあとに、泣きながらみんなにコトーのことを話すんですよ。

いつも弱みを見せない彩佳が、泣き崩れる様子にホロッとさせられます。

そんな様子を見て、信一が謝るんです。
自分がケガをしたせいだって。
子どもにそんなことを言わせるなんて…

大人たちは、コトーがいなくなって後悔しますが、なぜ最初からわかろうとできなかったのか…
人間関係の複雑な面が描かれていて、色々と考えさせられます。

まとめ

何度も観て知っていても、今回の真実がわかるシーンはドキドキします。

この時の三上医師は正直言って、最低です。
しかし、彼はここから変わっていくので、今回ひどいほど後から彼の良さが引き立つので、彼の登場シーンはよく観ておきましょう。

次回第11話の感想はこちら
まとめページもご覧ください。
↓↓↓

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以上、「Dr.コトー診療所(ドラマ)10話のあらすじ・感想ネタバレ!医療ミス?過去の真実とは?」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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