Dr.コトー診療所11話のあらすじや感想をまとめました!
第11話「新たな旅立ち」
前回10話では、コトーが志木那島に来る前に女子高生を見殺しにしていたという件の真相がわかるお話でした。そして、最後にコトーは退職届を残して島を去ってしまいます。
今回は、とうとう最終回!
コトーは大変難しいオペを東京で行いますが、その後島に戻ってくるのか?というお話です。
Dr.コトー診療所(ドラマ)11話のあらすじ
退職届を残して島を去ってしまったコトー(吉岡秀隆)は、手術の執刀依頼のあった大学病院へ向かいます。
その病院はかつてコトーが勤務していた病院であり、担当していた政治家(幹事長)である患者が自らコトーの執刀を望んでいるとのこと。
そして、手術の助手は、あの事件の三上医師が担当します。
幹事長は胃がんを発症しており、成功する確率は極めて低い…
失敗すれば責任を負われ、成功しても功績を横取りされてしまうかもしれません。
しかしコトーは、ただ患者の命だけを考えて手術に臨もうとします。
一方その頃志木那島では、責任を感じていた星野(小林薫)は胃の痛みをずっと抱えていて、とうとう吐血してしまいます。
コトーがいない診療所…
彩佳(柴咲コウ)は、本土の病院に聞いたり周りの人たちの手を借りながら手当をしますが、どうしようもなく不安になって、東京のコトーに電話をします。
その後、とうとう手術当日。
スムーズに進む中、途中で検査の結果にはなかった状態であることに呆然とするコトー。
それは、三上がわざと陥れようとしたことだったのですが…
Dr.コトー診療所(ドラマ)11話・最終回の感想ネタバレ!
とうとう最終回です。
前回は、コトーの過去の真実がわかったり、彼が島から出てしまったことですごく内容が濃くて感動しましたが、最終回はさらにそれを上回る出来になっていますよね!
出だしは、コトーが東京の大学病院へ到着するシーンから始まりますが、ざ~っと東京のいたる所が映し出される映像は、志木那島とは全然違うことがよくわかってすごく良かったです。
特に東京にお住まいの方だとそう思うかも…
悪く言うと、やたらと人が多くてザワザワうるさく、空気が悪くて熱気などでジメジメした感じ。
ただ、人の多さっていうのは、違う意味で安心感はあるんですよ。
自分ひとりの存在は小さく感じるし、誰かが常に周りにいますからね。
志木那島の広くて自然いっぱいの映像から、あの映像から独特な都会の空気感を思い出すと、自然ってすごいって思います。あんな場所でコトーはひとりで医師をやってたのか…なんて、今頃になって妙にリアルに感じました。
久しぶりに会った彼は、妙に自信家となっており、医療の最先端から離れているコトーのことをバカにしているフシがあります。
離島にいてそのまま技術が止まっているコトーよりも、常に最先端で働いている自分の実力の方が上だと思っているわけです。
ところが、名指し指名で呼ばれたコトーに対して、妬みなど何か思う所があったんでしょうかね…
彼はまた余計な嫌がらせをしようとします。
コトーに指示されて再度検査した項目でガンが見つかったというのに、嘘を言うわけです。
そういう状況の場合、普通なら手術は断念するはずなので、さんざん周りから注目されている中で「何もせずに閉腹するしかなかった」という状況にしてやろうってことです。
ドラマでは深掘りされていませんが、原作によるとメディアに幹事長のことをリークしたのも三上です。病院の前に記者たちが集まっていて、どこから情報が漏れたのかってセリフがありますが、三上がタレコミしたということです。
前回の真実を語った際のシーンでは、自分は研修医だから無理…ってノリで女子高生を放置していましたが、今度は自分の方がすごいのに…ってノリで、プライド維持と妬みから患者の体に不必要なメスを入れさせようってするんですよ。
人の体や命を何だと思っているんでしょうかね???
しかし、いざ手術が始まってからは、爽快な気分になります。
コトーの実力は、三上の想像をずっと上回っていたからです。
最初は、三上の予想通り、想定外のガンに手を止めるコトー。
三上は偉そうなことを言いながら自分が閉腹すると言い出すけれど、コトーはそれを止めて手術続行!
普通なら無理という手術を最後まで行って成功させてしまうわけです。
ただ、もっと悪どいのは教授でした。
さんざん難しい手術をコトーにさせておいて、終わりに登場。
そして、閉腹だけして功績は横取り!?コトーを呼んだ時からそのつもりなんですよ。
でも、今度は三上のおかげでこのムカつきもスッキリ!!
自分の未熟さとコトーの医師としての大きさをやっと理解した三上は、自分の立場が悪くなることもわかっていながら、メディアの前で真実を公表してしまいます。
それだけでも、教授の嘘が世間にバレて気持ちがいいのに、その中継の様子を志木那島の漁師たちがみんな見ていたんですよ。あのシーンは最高!!
ちょっと私も、ここ数回で一部を除く島民にはイラッとしていたので、「ほ~ら見ろ!!あんたたちは、こんなにすごい医師を追い出しちゃったんだよ!!」ってドヤ顔になっちゃいました。
ドラマの話なのに大人気ないけど(笑)
三上はこのシーンまで最悪な嫌な奴だと思っていましたが、最後は見直しました!
彼がやったことは、とても勇気のあったことで、大学病院という組織にいる医師なら普通は絶対にできないことだったはず。すごい!!
後半は、コトーがこのまま東京にいるのか?それとも島へ帰るのか?という内容に入っていきます。
島から出たこともないような小学生からすれば、それはそれは大変な冒険になるわけで、そこまでしてコトーに戻ってもらいたいのかと思うとジーンとしてきます。
そして、子どもたちの気持ちを受け、実際にコトーを迎えに行ったのは、剛利(時任三郎)と剛洋(富岡涼)親子。剛利がコトーに訴えかけるセリフは最高でした。
第1話で、最もコトーのことを信用していなかった剛利が、ずっと見守ってきて、最後には涙ながらに自ら島に帰ってほしいと呼びに来るんですから、感動しないわけがありません!!
泣ける!!
最後は、星野正一(小林薫)が本土の病院に行くことを決意して海まで来た時に、タイミングよくコトーたちが帰ってきて、その後平和な日々の様子が描かれる形で終わりです。
まとめ
最後の最後まで、医療よりも人間愛の方を強く描いていたドラマだったので、医療ドラマ好きの私にとっては、他の作品とは違った意味でも思い入れのあるドラマでした。
それぞれのキャラクターの特徴を見事に役者さんが演じているのも最高でしたね。
そして、三上医師のその後は、2夜連続スペシャルドラマ:特別編で観ることができます。
コトーのように北海道の離島に赴任した三上の様子が描かれており、彼が行き詰まってコトーに手紙を出したことで、コトーが過去を振り返る…という内容になっています。
ほぼ1期の総集編って感じですね。
これはDVD化もされていませんが、FOD PREMIUMで視聴できます。
↓Dr.コトー診療所2006(2期)第1話の感想はこちら
まとめページもご覧ください。
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以上、「Dr.コトー診療所(ドラマ)11話最終回の感想ネタバレ!泣ける!感動の結末」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。