グッド・ドクター(日本版)8話のあらすじ・感想ネタバレ!きょうだい児問題

グッド・ドクター(日本版)8話のあらすじや感想をまとめています。

第8話「大病を患う幼い命… 家族が抱えるそれぞれの想い…」

前回7話は、過去に卵巣を一つ摘出した小児外科の患者が再入院するお話でした。

今回の8話は、入院している息子のために必死な母と弟の病気のことばかりの両親に不満が溜まっている長男を中心にした家族のお話です。

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グッド・ドクター(日本版)8話 あらすじ

小児外科に入院中の森下伊代(松風理咲)は、同じく入院中の滝川亮平(萩原利久)に恋して夢中!担当医の新堂湊(山﨑賢人)は、そんな伊代の恋にお付き合いさせられていますが、好きなのに声をかけられないという気持ちがよく理解できません。

入院しながらも、伊代のように楽しく過ごそうとしている患者がいる一方で、深刻な問題を抱えている患者や家族もいます。

瀬戸夏美(上野樹里)が心配しているのは、早見陽翔(鳥越壮真)と母親の香織(酒井若菜)・兄の翔太(池田優斗)でした。

陽翔は、高山誠司(藤木直人)にしかちゃんと治療してもらえないからと、夫を残して東京へやってきました。無理している香織の看病疲れと、弟のために転校させられた翔太のことも気になっていたのです。

そんなある日、香織が階段から転落して大ケガをしてしまいます。翔太が気づいてすぐに救急で運ばれましたが、ケガをしても自分のことより陽翔のことを気にしている香織。

翔太はその様子を見てイラつき、帰宅する際に声をかけてきた湊に対してもトゲトゲした態度をとるほどでした。

その後、翔太は母親から頼まれて嫌々ながらも病院に届け物をさせられます。そして目にしたのは、安静が必要だと言われたのにケガを隠して陽翔の元へ行こうとしていた母。

さらに、陽翔が外出したいと我がままを言ったことで、翔太は我慢しきれずに怒りを爆発させてしまいます。

グッド・ドクター(日本版)8話 感想ネタバレ!

(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)

今回のストーリーのメインは、患者の家族のお話ですね。
もうひとつ要チェックなのは、小児科外科科長・間宮啓介(戸次重幸)が、湊のことを認めるようになるシーンがあることです。

まず、入院中の早見陽翔とその家族のお話。

ドラマの中でも「きょうだい児」というセリフが出てきますが、障がいや病気をもった子の兄弟姉妹のことをきょうだい児と言うんですよ。奥深い問題ですから、色々考えさせられます。

陽翔は珍しい状況のガンで、病気を特定できたのも治療できるのも高山誠司(藤木直人)ぐらいでした。

そのために母親の香織は、夫を残して長男の翔太も転校させ、東京で治療することを決意します。
毎日陽翔のために病院へ通い、無理をするようになっていく香織。

そんな母親の行動に対して、陽翔の兄・翔太はどんどん不満を持つことになっていきます。自分ばっかり我慢させられているから。

友達がたくさんいたのに転校させられ、両親は翔太の心配ばかり。
しかも、洗濯物をしまっておいてほしいとか病院に届けてほしいなど使いっ走りや手伝いをさせられることもあるわけです。

ひとりで食事することも増え、さらに母親は家に帰ってこないことも多くなっていきます。そしてとうとう倒れてアパートの階段から落ちて大けがを負ってしまいました。

そのことで、とうとう翔太の気持ちは爆発!!
陽翔の目の前で、家族は陽翔のせいでバラバラだと言ってしまいます。

まさにきょうだい児の問題ですね。
困ってしまうのは、誰も悪くはないってことなんですよ。

今回の陽翔は、外出したいと我がままを言うのだけど、それは子供としてはいたって普通の行動。文句も言わずに辛い治療をしている彼は立派です。

しかも、外出したいと言ったのも家族を想ってのことでした。あとでその理由がわかったシーンでは泣かせてくれます。

また、お腹が痛かったり血を吐いたりしちゃっているのにそれを隠したりしている様子を見ると、健気で泣きたくなりますね。

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兄の翔太の行動も、年相応で普通ですね。
あれは怒って当然です。

ずっと素直に言うことを聞いてきた翔太は、きっとすごく良い子なんですよ。

転校させられる前に怒りを爆発させたっておかしくないぐらいなのに、言わなかったこらこそ母親にまったく気づいてももらえず、より不満は溜まっていったのでしょう。

彼は、弟の緊急手術が始まったり、外出したいという我がままの理由を知ってから我慢していらついていた心がやっと落ち着きました。素直に弟を心配するお兄ちゃんに戻れましたね。

そして、母親がどれだけ必死だったのかという気持ちも痛いほど伝わってきます。
子供がガンだとわかったら普通ではいられないし、治るなら何だってしてあげたいというのが母心ですから。

母親として失敗したり、甘かった部分もあるよな~なんてこともありましたよね。
でもそんな香織が、かえって身近で自然に思えません?

翔太にハッキリ文句を言われた後、それを見ていた瀬戸と話すシーンがありますが、そこで彼女は素直に反省していてそのシーンは同じ母親として泣きそうになりました。

彼女は、すごくしっかり物事を考えられる人だということがセリフからわかります。
翔太にとっての人生もあるのにってちゃんとわかっているんですよ。
そして、「私がもっとちゃんとしなくちゃいけないんです」って…

う~~~ん…
こんなに頑張っている母親が、もっと頑張らなくちゃいけないのってどうなんだろう?って思いますよね。でも、それが現実なのだから悲しいです。

昔のように、ご近所さんとの横のつながりが強ければ、家族とか親戚以外でも誰かが何らかの手助けをしてくれるのにね。
そういうつきあいが減ってしまった現代だからこそ、こういうきょうだい児の問題も深刻化してくるのかも。

そして、今回のきょうだい児問題をまるく収めるきっかけとなったのが湊でした。

兄に気持ちを爆発されてショックを受けて泣いていた陽翔に言った言葉がまず良かったですね。

いっぱい泣きましょう
いっぱい泣いた分、脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌され、心を癒やしてくれます

陽翔くんはどうしてそんなにお出かけしたいんですか?

「泣かないで」じゃなくて「泣きましょう」って言うのが良かった!
脳内ホルモンがどうとかいうのはわからないけれど、兄に否定されたばかりの陽翔に、それでいいんだよって言っているように聞こえたので。

その後、陽翔は病気が悪化して症状が出ていたことを隠し、結局倒れて緊急手術になってしまいます。ここからも湊が大活躍!

主治医の高山が他の子のオペ中で、間宮科長に手術をするように言って説得したのも、高山に手術してもらいたい母親に大丈夫だと言ったのも、兄の翔太に連絡したのも湊。

そして手術が終わった後、陽翔が彼を含めて家族みんなが自分のために寂しい思いをしていることを心配しており、だからこそみんなの笑顔が見たくて外出したがっていたと翔太に話したのも湊でした。

健気!!
泣ける!!

最後は、父親も含めて家族みんなの笑顔が観れてよかったです。

そして、もうひとつの見どころは、間宮科長でした。

彼は、副院長の猪口隆之介(板尾創路)に騙されたことに気づいて、やけ酒を飲んでいた時に湊とバッタリ会ったりして、湊に立派な医者だと言われたりしていました。そして、陽翔の緊急手術の時も湊に背中を押され、過去の純粋に子供を助けたいと思っていた頃の気持ちを思い出して、いつもならリスクがあると拒むような手術にも執刀するわけです。

ハラハラする展開だった手術シーンはすごく良かった!この時の間宮科長はめっちゃ良かったんですよ。

手術が終わったときに、無事に終了したと言った時の笑顔!!
子供の将来も考えられるできる人じゃん!!

でも、カッコよく見えたあとにぶつかって転ぶとか、はずさないところがまた科長のいいところです。

湊が手術をいっぱいした手だと褒めていたマメも、ゴルフでできたマメだったとか…笑える!

グッド・ドクター(日本版)8話 感想まとめ

終わり近くは、家族みんなが仲良くなってハッピーエンド!

ところが、最後は不穏な様子で終わりました。

その様子をこっそり見守っていた理事長・東郷美智(中村ゆり)は、もう逃げ道がなくなった状態でありながらも迷っていたり、森下伊代(松風理咲)が倒れてしまったり…

残りの放送は2話。
ハラハラ展開になりそうです。

次回「何回手術すれば気が済むの?すれ違う姉妹の想いに湊は…ついに最終章!」

あらすじ・感想の各話一覧
グッド・ドクター(日本版)の動画配信情報~あらすじ・感想まとめ(ネタバレ注意)

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以上、「グッド・ドクター(日本版)8話のあらすじ・感想ネタバレ!きょうだい児問題」でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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