グッド・ドクター(日本版)のあらすじ・感想まとめ(ネタバレ注意)

グッド・ドクター(日本版)のあらすじ・感想(ネタバレ注意!)などの情報をまとめてご紹介します。

韓国のKBSで放送されて、アメリカのリメイクドラマも大ヒット!
そして、日本を舞台にしたストーリーとしてリメイクされた作品は、山﨑賢人さん主演でフジテレビで放送されました。

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あらすじ&感想各話記事一覧

グッド・ドクター(日本版) 基本情報

グッド・ドクターは、2013年に韓国のKBS(韓国放送公社)で放送されたドラマです。
KBSと言えば、2003年~2004年に大ヒットして韓流ドラマブームを巻き起こした「冬のソナタ」を放送したことで有名です。

このグッド・ドクターは、韓国での放送後まずはアメリカでリメイクされ、2018年に山﨑賢人さん主演で日本でも放送されました。

原作:韓国KBS「グッド・ドクター」
脚本:徳永友一・大北はるか
主題歌:androp「Hikari」

出演者

新堂湊(山﨑賢人):小児外科医レジデント
瀬戸夏美(上野樹里):湊の指導医
高山誠司(藤木直人):小児外科主任
間宮啓介(戸次重幸):小児外科科長
東郷美智(中村ゆり):前理事長の娘で現理事長
橋口太郎(浜野謙太):小児外科病棟の男性看護師
司賀明(柄本明):院長で、湊をレジデントとして迎え入れた
猪口隆之介(板尾創路):副院長
その他多数

自閉症スペクトラム障害とサヴァン症候群について

この作品の主人公・新堂湊は、自閉症スペクトラム障害とサヴァン症候群を抱えています。
そのため、まずどんな特性を持っている人なのか知っておくとよりドラマが楽しめますね。

自閉症スペクトラム障害とは発達障害のうちのひとつで、ウィキペディアによると「社会的コミュニケーションの障害」と「限定された興味」の2つを満たすかどうかが診断基準になっているそうです。

つまり、対人関係が苦手であったり、強いこだわりを持ちやすいのが特性ということです。

そして、サヴァン症候群とは、この自閉症スペクトラム障害などの発達障害・知的障害・精神障害などがありながら、特定の分野に限って突出した優れた能力を発揮する人の症状のことを言います。

この作品の主人公である新堂湊は、記憶力がすごい!
1度見たこと・聞いたことは全て覚えてしまいます。その反面コミュニケーション能力は低いために、うまく意思疎通がはかれなかったりします。

今まで自閉症を扱ったドラマや映画は何作もありましたね。

その中で、2012年に中居正広さん主演「ATARU」は、この作品に近い部分があります。

「ATARU」の主人公・猪口在(アタルことチョコザイ君)はサヴァン症候群で、膨大に記憶している知識を利用しており、それを活用して事件の解決の糸口を見つけていきます。

驚異的な記憶力を持つことと、対人関係が苦手でマイペースに行動してしまうところが、この作品の湊に似ています。

しかし、「ATARU」は刑事ドラマですが、このグッド・ドクターは医療ドラマ…

ATARUは、ヒントを与えるって立場なので表向きに捜査するのは刑事でしたけど、このグッド・ドクターは研修医ですからね。

医師という生命に携わる仕事に、なんらかの障害を抱えている人が働くストーリーって珍しいと思いませんか?
しかも小児科ですよ!?

そう考えると、病院の医師たちや患者の家族が拒否しようとする行動や気持ちも理解できるものがあり、より内容に深みがあると思っています。

グッド・ドクター(日本版) あらすじ

自閉症スペクトラム障害とサヴァン症候群を抱えている新堂湊(山﨑賢人)は、生後まもなく母・少年時代に兄を亡くし、ずっと医者になることを夢にしてきました。

そして、東都大学医学部を首席で卒業し、東郷記念病院院長・司賀明(柄本明)のはからによって、東郷記念病院小児外科にレジデント(研修医)として配属されます。

自閉症スペクトラム障害とサヴァン症候群のため、驚異的な記憶力を持っていますが、その反面コミュニケーション能力には多少問題があり、様々なトラブルを起こしてしまいます。

そんな彼は、「大人になれない子供をなくしたい」という気持ちで小児外科医の仕事に夢中&一生懸命!

湊の指導医である瀬戸夏美(上野樹里)は、湊に振り回されながらもすぐに彼の良さにも気づき、良き理解者になりますね。

また、小児外科主任である高山誠司(藤木直人)もまた、湊のことを理解はしていますが、自分の弟が自閉症であったことから厳しい態度で…

他にも、湊を小児外科医に呼び、最大の理解者である院長・司賀や、世間体ばかり気にする小児外科科長・間宮啓介(戸次重幸)、最初から湊のことを心配してくれた男性看護師・橋口太郎(浜野謙太)など、個性的な面々が、働いていますね。

また、院長の座を奪って病院を改革しようとしている副院長・猪口隆之介(板尾創路)が、湊を利用したりもするので、小児外科以外の部分でも見どころ満載です。

韓国KBSでヒットし、他にアメリカでもリメイクされたほどの作品ですから、面白くないわけがありません!!

グッド・ドクター(日本版) 感想

ドラマの中では、医療系ドラマが大好物な私ですが、初めて観た時にこれはめっちゃ面白いって思いました。

最初から面白いだろうとは思っていたんですよ。
他国でリメイクされるような作品ですから…

でも、わかってはいてもこれは衝撃的でしたね。

私は残念ながら、リアルでTV放送をみれなかったため、FODプレミアムで視聴したんですけど、イッキ見ですよ(笑)

率直な感想としては、医療系ドラマのど定番展開が網羅されているって感じ(笑)
そこに、さらに医師が自閉症スペクトラム障害とサヴァン症候群を抱えているという点が加わり、それによる展開が非常に面白くて感動を呼ぶ要因となっています。

まず、ど定番というのは、メインとなる部署が金食い虫状態になっていて、病院から排除されそうになっていたり、責任を取るのが嫌で患者のことより自分や病院の体裁を優先する上司がいること…そして、上の立場を狙って病院を自分の好き勝手にしようと画策する上層部がいるってことですね。

救命病棟24時とか医龍なんかを思い出しませんか?
大好きですよ、こういうど定番!

そして、自閉症でサヴァン症候群を抱えている主人公だからこその展開!

医療現場に自閉症という状況のため、子供を預ける親の不安や不信感などもリアルに描かれています。

逆に、子供が数多くいる小児科だからこそ、純粋無垢でただただ助けたいと思っている湊の気持ちが、患者はじめ一緒に働いている医師たちを助けたり癒やしになったりもしています。

最初は、湊の行った行動によって怒ったり不信感を持った人たちが、彼自身の行動の意味を知った時に救われたり癒やされたりするんですよ…それがとても心地よいドラマになっています。

正直言って、主演の山﨑賢人さんって、原作が漫画の作品の実写版での主演がやたらと多いので、「またぁ~~~」って思っていたのだけど、しっかり湊にしか見えませんでした(笑)
良かった!!

そして、上野樹里さんがいいですね~~。
しっかり者で優しく、湊のことをすぐに理解してくれるいい人って感じでしたが、時には小児科医ならではの問題に悩みつつもそれを見せない強い女性って感じもして好演です。

藤木直人さんも良かった!
ナースのお仕事やドクターXなどで医者の役も見慣れている感じでしたが、この作品では厳しいけど実は理解者でもある上司っていう印象がカッコいいですね。

彼のプライドの高さが厳しさにつながっているわけですが、最初から嫌な感じのあるプライドでもなく、湊・瀬戸・高山という3人は黄金トリオだと思いました。

あと忘れてはいけないのが、院長の柄本明さんと副院長の板尾創路さん。
柄本さんは、どんな役をやっても存在感とかすごいですよね。いつも思うけど…

板尾創路さんは、役者としての出演を観るたびに、この人って一番重きを置いている職業って何?って思います(笑)
私は、役者としての板尾創路さんが一番好きです!

こうやって書き出してみると、まだまだ書きたいことは山盛りあるんですよね。
男性看護師役の浜野謙太さんも観ていただきたい!!とか…

個性豊かな役者さんが演じるキャラが魅力的でもある作品なので、おすすめです。

以上、「グッド・ドクター(日本版)のあらすじ・感想まとめ(ネタバレ注意)」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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