ONE PIECEフィルムZのあらすじ・感想ネタバレ!元海軍大将の正義とは

ONE PIECE FILM Z(ワンピース フィルム ゼット)は、2012年12月15日に公開されたONE PIECEテレビアニメの劇場版第12作目。

元海軍大将だった男が、新世界の海賊を全滅させようとしています!
能力者によって、12歳戻されてしまったナミ・チョッパー・ロビン・ブルックは元に戻れるのか?

ここから「ONE PIECEフィルムZのあらすじ・感想ネタバレ!元海軍大将の正義とは」についてまとめます。

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ONE PIECE フィルムZの基本情報

スタッフ

原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎(集英社 週刊「少年ジャンプ」連載)
監督:長峯達也
脚本:鈴木おさむ
音楽:田中公平、浜口史郎、中田ヤスタカ(オープニングテーマ)
主題歌 アヴリル・ラヴィーン(ダブル主題歌)
「How You Remind Me」
「Bad Reputation」
キャラクターデザイン・総作画監督:佐藤雅将
絵コンテ:長峯達也、暮田公平
作画監督:大西亮、加々美高浩、舘直樹 / 佐藤雅将
エフェクト作画監督:橋本敬史
企画:柴田宏明
プロデューサー:種田義彦、情野誠人
アソシエイトプロデューサー:服部ジャン=バティスト哲
美術監督:小倉一男
美術設定:須江信人
ビジュアルコーディネート・色彩設計:辻田邦夫
撮影監督:荻原猛夫
CG監督:中沢大樹
製作担当:稲垣哲雄
配給:東映
製作: 2012 「ワンピース」製作委員会

キャスト

モンキー・D・ルフィ(田中真弓)
ロロノア・ゾロ(中井和哉)
ナミ(岡村明美)
ウソップ(山口勝平)
サンジ(平田広明)
トニートニー・チョッパー(大谷育江)
ニコ・ロビン(山口由里子)
フランキー(矢尾一樹)
ブルック(チョー)
ゼット(大塚芳忠)本名はゼファー
アイン(篠原涼子・特別出演)
ビンズ(香川照之・特別出演)
青雉(子安武人)
黄猿(石塚運昇)
赤犬(立木文彦)
モンキー・D・ガープ(中博史)
センゴク(石森達幸)
つる(松島みのり)
コビー(土井美加)
ヘルメッポ(永野広一)
キビン(髙木俊)アニメオリジナルキャラ
モブストン(広瀬正志)
ガリ(渡辺久美子)
モブストンの孫娘(加藤綾子・特別出演)

ONE PIECE FILM Z あらすじ

元海軍大将のゼット(大塚芳忠)は、新世界のファウス島にある海軍基地を襲撃しました。目的は、巨大なエネルチーを持つ「ダイナ岩」。

彼らはNEO海軍と名乗り、ゼットはアイン(篠原涼子・特別出演)とビンズ(香川照之・特別出演)ら部下を引き連れ、全海賊の抹殺をもくろんでいます。

そのために、必要なのがダイナ岩なのです。
そして、戦闘中にダイナ岩を起爆して大噴火を起こし、ファウス島を海に沈めてしまいます。

この爆発に巻き込まれて漂流していたゼットを助けたのは、麦わらの一味でした。チョッパーの治療で目を覚ましたゼットは、穏やかに話をしていたものの、ルフィたちが海賊だとわかった瞬間に攻撃してきます。

そこにちょうど現れたのが、ゼットの部下のNEO海軍の軍艦。アインとビンズが戦いに加わり、アインの能力で、ナミ・チョッパー・ロビン・ブルックの年齢が12歳戻されてしまうことに…

ゾロたちもビンズの能力で動きを封じられてしまい、ルフィもゼットの武器に拘束されてしまいます。そして、サウザンドサニー号が崩壊寸前ギリギリのところで、なんとか脱出するのです。

その後、サニー号の修理を行いながら、ゼットの情報を得るために調査を始めるのですが…

ONE PIECE FILM Z 感想

(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)

この作品は、好きと嫌い・良かった・最悪だったと、評価がかなり割れるんですよね。

理由は色々あると思うんですよ。
それぞれの言い分もよくわかります。

私はというと…ズバリ…めっちゃ面白かったですね。
正義と信念のお話ですね。キレイ事ではなくて…

ただ、それでも納得できないところはあります。
それは、ゼットが一般市民も皆殺しにしてでも、海賊を全滅させようとしているところ。

ゼットたちNEO海軍は、新世界に3ヶ所ある「エンドポイント」を破壊することによって、「大破局噴火」を起こそうとしています。

それで、何も気づいていない海賊もすべて全滅させることができるってことなんだけど、新世界に住んでいる一般市民も全滅しちゃうってことなんですよね。

この過激な考え方は、従っている部下のアインも迷っている部分があって、最後にゾロと戦った時にそれを指摘されています。

ゼットについては、一般人を巻き込むのは最低だっていう意見や、海賊の方が悪なのにゼットがおかしいなんて言うのは変だとか、色々飛び交っているわけだけど、私はゼットの本音がちょっとわかりにくいのがダメなんじゃない?と思っています。

罪もない一般人を被害者にすることはもう「悪」です。
この作品でゼットは悪役の立場なのだから、それはそれで仕方がないし問題ないでしょう。
ただ、彼の場合は何か意味があってのことでしょうから、それがもっとわかりやすければよかったのに…

そもそも、ゼットはとても真面目で優しい人だったはず。彼と一緒に海軍時代を過ごした海兵たちは、みな彼の動向を心配したり、涙してる人もいましたからね。

そして若かりし頃のゼットは、海軍は正義なのだと信じて、家族を海賊に殺されても、引き続き海軍に残って後輩を次々と指導して立派に育てていくわけです。

その後、アインとビンズを除く自分の部下を海賊に皆殺しにされ、その海賊が七武海に入ったことで彼は悟ったわけです。海軍は正義ではなかったと…

どれほど絶望したのか…
家族を殺されても、部下を殺されても、海軍は正義だからと信じてずっと働いてきたのに、平気で人殺しをする海賊を味方に取り入れるんですからね。大将までやった男ですから、許せなかったでしょう。

だからNEO海軍を作って、正義のために海賊を全滅させることを信念にずっとやってきたわけですがが、結局は海賊と同じことを自分もしちゃってるわけです。信念をつらぬいてきたらそうなってしまって今更ひけないのか、それとも覚悟してそれでも良いと思ってやってきたのか…

私が納得したのは、最後にルフィとの戦いが終わった時の彼のセリフでした。

「夢を追う者は、全てを蹴散らし進んでいくものだ。もう一度俺の命を持っていけ」

ゼットは、海賊を全滅させるという目標のために、他のあらゆるものはすべて蹴散らす覚悟と信念を貫き通してきたのかって思いましたね。

ずっと正義だと思っていた海軍も正義ではなく、もう自分が正義を作るしかないと動き出した彼にしたら、この信念がぶれてしまうようではなし得ることはできないと思っていたのでしょう。

特に描かれていはいませんが、それほど七武海に入った海賊が強かったのかもしれません。真っ向勝負で勝てない以上、この方法しかないと思ったりするのも仕方ないのではないかな?

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とはいえ、そんなすごく強い海賊たちがいたって、小さな幸せを手にして毎日生きている一般の人たちは多くいます。そんな人達の命まで奪ってしまうなんて身勝手ですよね。

そんな悪の気持ちを「気がすんだ」と言って終わらせることができたのは、ルフィの存在だったと思います。

ルフィと戦ってそんな彼が昔の彼に戻ったのでは?

それは、素手喧嘩(ステゴロ)での戦いになった時、青雉が「黒腕のゼファーが戻ってきやがったぜ」と言ったシーンで気づきました。

これは、そういう戦い方になったからというのもあるでしょうが、昔のゼファーが戻ってきたという意味ではないかと。

そう私が思ったのは、その後の戦いが終わった時のセリフ。

戦いきったあと、力尽きて倒れたゼットが言うんです。
「残念だ…楽しい時間はすぐに終わってしまう」

自分の正義や信念しか信じて見てこなかったゼットが、ハッキリとぶれないルフィの信念を理解して、戦いを楽しんでいた!?

海賊を恨んでいたゼットではなく、昔のゼファーのような気持ちで真剣に戦っていたから出たセリフなのではないかな~。

そして、先程も書いたゼットの信念を言葉にしたセリフ「夢を追う者は、全てを蹴散らし進んでいくものだ。もう一度俺の命を持っていけ」に対するルフィの返事を聞いて、満足したのではないでしょうか。
「おまえの命なんていらねぇ。もう気ぃすんだ!」

このルフィの返事って、私にはかなり深い意味に思えたんですよ。

自分の夢や目的に必要なこと以外では、決して無駄な危害を加えないルフィ自身を表していると思うし、それは全てを蹴散らしていくべきというゼットの考え方とは真逆だということも表しています。

また、ゼットの強さと彼の信念を認めてもいると思うんですよね。彼の中の正義を信じて、これ以上何もする必要はないと感じ取ったというのもあるでしょう。

その言葉を聞いた後のゼットもまた、自分もまた気ぃすんだと言ってましたが、これもまた重い言葉。

あれだけのことをやってきた彼が、納得したんですよ。もう海賊を全滅させることを諦めて辞めるって。
潔く負けを認めたってことでもあります。

その後、黄猿が登場して、ゼットは自分のけじめだと一人戦ってルフィたちを逃します。ルフィたちが逃げたことでえ~っていう意見の評価も見ましたが、黙って去っていくのが男ってもんでしょう。

だって、本人が今までの責任をとるって覚悟してるんだから。
だからこそずっと見守ってきた青雉も、氷の壁を作って、最後の最後はゼットが思うがまま戦えるようにしてあげたのだと思います。

青雉がずっと見守ってきたのも、ゼットがどれだけ信頼・尊敬されたいたのかという証。決して彼の邪魔をするのでもなく、ただ見守って、命が危ない危機になった親子やウソップたちを助けていました。

なんだか、青雉もカッコよくなったよね…
さり気なく着ている白いシャツが妙にイケメン風だったんだけど(笑)

この作品は、まさに男!漢!って感じの作品でした。
麦わら一味のそれぞれのメンバーの戦いも良かったですね。

小さくなっちゃったナミとチョッパーは超可愛かった!!

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以上「ONE PIECEフィルムZのあらすじ・感想ネタバレ!元海軍大将の正義とは」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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