BOSS(ドラマ)2話のあらすじや感想をまとめています。
第2話「知りたい…好奇心という名の罪」
前回1話は、アメリカから帰国したばかりの大澤絵里子(天海祐希)が、新たな部下となった個性的な面々と、爆弾事件犯を追い詰めるお話でした。
今回の2話では、ネットから始まった殺人事件を解決するために、ボス・絵里子がおとりになります。
BOSS(ドラマ)2話 あらすじ
特別犯罪対策室室長・大澤絵里子(天海祐希)は、花形一平(溝端淳平)から、犯罪系のサイトに人殺しをしたという書き込みがあると聞かされます。
自分のことを「神」だと言っている人物は、被害者の名前や遺体写真までもサイトに公開していて、その中には特別犯罪対策室管轄内での事件の情報もありました。
まだ公開していないはずの情報をなぜ知っているのか…
それ以外の人殺し記事も実在している事件だったため、絵里子は神による連続殺人かもしれないと捜査を始めます。
しかしどの殺人情報も、殺人ではなく自殺や事故だった…
そんな時、その「神」が逮捕されます。
これでこの事件は終わったと思ったのですが…
あの掲示板に殺して欲しいと名指しで書かれていた人物ふたりが、本当に殺されてしまいました。
この新たな殺人事件は、「神」に憧れたあまり、自分こそが本当の神なのだと思い込んだ人物の仕業だと絵里子は思います。そして、これからまだ殺人は続くであろうと予測したのです。
そして絵里子は、自分がおとりになると言い出します。
BOSS(ドラマ)2話 感想ネタバレ!
(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)
今回は、ネットへの書き込みによって起きてしまう事件のお話なのですが、出だしは射撃訓練の話から始まります。
これが、最後に意味を持ってくるんですよね。
特別犯罪対策室室長・大澤絵里子(天海祐希)は、射撃訓練をしようとしない片桐琢磨(玉山鉄二)と木元真実(戸田恵梨香)を注意しますが、ふたりはやる気がありません。
片桐は、何もできない仲間の尻拭いで死ぬのはごめんだと言い、同じ特別犯罪対策室の仲間も上司である絵里子のことも信用していません。
というか、刑事は一匹狼だと思っているんですよね。
自分が掴んだネタは、同僚にも話さず、信頼できる上司にだけ話すっていう考え。
捜査一課でも、きっとそうしてきたんでしょうけど、そんな上司でさえ信頼できなくなっちゃったんでしょう。
後半になると、彼は撃つ気がないだけではなく、過去のトラウマで撃つことができないのだということもわかります。
一方木元は、自分が銃を撃つことなんてないって思っています。仲間を助けるために必要だったとしても?と聞かれても、無視。
ここまでが放送されたあとは、メインの内容になっていきます。
刑事になってやる気バリバリの花形一平(溝端淳平)は、普段から犯罪に関わりそうなサイトはチェックしていて、そこで自分を「神」と称し、殺人報告かのように思える情報や写真を公開している人物を発見します。
その書き込みが、実在するものだったために、捜査一課が事故だと言ったにも関わらず連続殺人事件かもしれないと捜査を始める特別犯罪対策室。
でも、これらは本当に事故でした。
その後、その神を名乗る人物はあっさり捕まるんだけど、まったく悪気がないという態度。
これって、まさにネットで起こりうる問題なわけで、彼だけではなくネット上の多くの人が、面白がって実名を出して、あいつを殺してほしいとか書いているんです。
逮捕されたと発表されても、都合の良い解釈しかしないユーザー。
リアルでも裏サイトとか似たようなものはうじゃうじゃありますから、怖いですね…
そして、このあとに本当に殺人が起こってしまうんだけど、殺人依頼の書き込みが終わらない限りは、神になりきったつもりの犯人は、さらに殺人を実行してしまうってことになります。
だから他の殺人が起こる前に、犯人を捕まえなくちゃいけないわけだけど、サイトを閉鎖したって、すぐ似たようなサイトを立ち上げて書き込みされていくため、止めるのは困難。というか、無理…
だから、絵里子がおとりになるって言い出すわけです。
このあと、絵里子が恋人の池上浩(丸山智己)からのメールを見るシーンがあります。
彼女の本当の気持ちが見えてくるような気がして、切ないです。
本当は、大切な人がいるんだから、命が危険になるようなおとりなんてやりたいわけないじゃないですか。それでも、他に方法はないし、刑事として次の犠牲はなんとしても出してはいけない…という思いから決断しているわけですよ。
なのに、その報告をした時の参事官・屋田健三(相島一之)のセリフが超ムカつく!
よけいな捜査でかく乱した自分の汚名返上のために…じゃないの?
あ~~いらつく~~。
自分では何もしない人に限って、こういう事を言うんですよ。
でも、絵里子は何も言い返しません。
こういうところがカッコいいんですよ。
そして、自分が言いだしたことで絵里子がおとりになるのではないか?と不安でしかたのなかった花形に対してもズバリ言います。
部下の言い出したこともすべて、自分の責任だと言ってのけるところが、それはも潔くて…
こんなことを言える人が、自分の汚名返上なんて考えるわけがありません。
その様子を後ろで見ていた片桐は、何か思ったようですね。
そして、おとり捜査がスタート。
絵里子のそばについているのは木元でしたが、彼女は何もできなさそうな感じ。結局、絵里子だけが犯人を追って部屋から飛び出していきます。
そして、途中で犯人を逃してしまった片桐も、過去のトラウマを思い出して銃を撃つことはできませんでした。
その後、無事に事件は解決したかと思わせながら、実は終わっていなくて絵里子は危険な状態になるんだけど、その時に助けるために乗り込んできたのが木元・片桐・花形の3人。
あれだけ出だしや途中で、銃を撃てない・撃たないという態度だったふたりが、拳銃構えて助けにきましたからね…ここはなんだか私まで嬉しくなっちゃいました。
あれだけ嫌がっていたふたりが、上司の絵里子を信頼したってことですから。
その後も、そう簡単には射撃訓練はしないのだけど、二人揃って訓練場には顔を出しているんです。
ここからもっとチームワークが良くなってくるはずなので、楽しみ!
BOSS(ドラマ)2話 感想まとめ
最初に「神」を名乗っていた藤原優を演じていたのは、浅利陽介さん。
そして、実際に殺人を犯してしまった神・井上浩輔を演じたのは、野村宏伸さんでした。
浅利陽介さん若いな~~~。
野村宏伸さんは、同世代でやたらとテレビで見た俳優さんなので、めちゃくちゃ懐かしかったです。
ただ、最後に絵里子の家にトイレを借りるフリして侵入したシーンがどうも違和感。警察官として入ったのに、なんで「神」の格好にトイレでなるんだろう…
警官のままで良かったのでは?
あれは、まるでオカルトのようで、変なのって思いました。
次回「女の敵は絶対に許さない」
以上、「BOSS(ドラマ)2話のあらすじ・感想ネタバレ!ボスがおとりになる!」でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!