BOSS(ドラマ)6話のあらすじや感想をまとめています。
第6話「天使?悪魔?天才少女の罠(わな)」
前回5話では、木元真実(戸田恵梨香)が拉致監禁した犯人が特定され、事件は解決しました。
今回の6話は、高校教師が殺され、大澤絵里子(天海祐希)は天才女子高生と頭脳戦を繰り広げます。
BOSS(ドラマ)6話 あらすじ
名門中の名門である英明女子学院の教師・増岡剛(松田悟志)が殺害され、大澤絵里子(天海祐希)たち特別犯罪対策室が事件を担当することになりました。
木元真実(戸田恵梨香)と一緒にまず現場に出向いた絵里子は、犯人は頭がキレて几帳面、粘着質な性格だと予想します。
そのあと英明女子学院に向かうと、入り口で女子高生の石原由貴(志田未来)と会いました。学校一の秀才だという彼女は、何も聞かなくても絵里子の行動を読み解くなど、とても頭のキレる生徒でした。
その後、片桐琢磨(玉山鉄二)が生徒たちから聞き込んだ情報によると、被害者の教師と由貴は交際していたとのこと。
彼女のアリバイは証明できないことから任意で事情を聞いたのですが、次々とやりこめられてしまう刑事たち。
同じ頃、増岡の自宅付近のゴミ箱から、証拠となるものが見つかり、同僚教師・二宮奈津子(西山繭子)が彼と交際していたことがわかりました。
しかし奈津子は、殺人を否定。
さらに、由貴がコンビニに寄った映像が見つかったことでアリバイが証明され、由貴の親友の坂井沙織(水沢奈子)が、増岡の死亡推定時刻にマンション前にいたことがわかります。
犯人はいったい誰なのか…
絵里子は、野立信次郎(竹野内豊)に無茶なお願いをして、ある行動に出ます。
BOSS(ドラマ)6話 感想ネタバレ!
(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)
今回のストーリーは、絵里子VS由貴の頭脳対決という感じのストーリーでした。
出だしから由貴は生意気でしたね。
親友の沙織が、警察の介入により交際していた教師・増岡を殺しちゃったことがバレるのではないかと不安がっている時も、たかが公務員でしょ…なんてことをバカにした顔で言ってましたからね。
自分の頭の良さに絶対的な自信があって、大人も見下すような態度。
その態度がすっごくイラッとさせるんですよ。
途中で、増岡と同僚の教師・二宮奈津子の存在が捜査上に出てきた時も、殺された状況を見るからに、この人は犯人ではないと絵里子は推測。
放送を見ている側も、ないない…って思えるような状況ですから、親友を守る由貴が、絵里子に頭脳戦で負けて悔しがるのかな?とか思っていたんですよ。
でも違った…
なんだかめちゃくちゃ切ない結果なんだけど…
由貴は普通の恋する16歳でした。
個人的には、本当は彼女が被害者なのでは?って感じてしまいましたね。
沙織が殺してその後始末をしに行ったまでは良かったんですよね。殺人が良かったという意味ではなく由貴にとってはってことで…
しかしそこで見てしまった写真や日記は、増岡が好きで短い期間とはいえ交際していたつもりだった由貴にとって、彼の本音がわかってしまう残酷なものでした。
結局、増岡は由貴を利用していただけだったってことでしょう。彼は彼女に興味を持っていなかったようで…
それを由貴が知ってしまった時、実は増岡はまだ死んでいなくて意識を回復。思わず由貴は、とどめをさしてしまいました。
この状況って、たとえ日記などを見つけなくても困った状況ですよね。
増岡が生き返ったとしても、沙織に殺されそうになったことはわかっているわけで、自分も証拠隠滅しようとしている最中ですから、どうすればよかったのかという話。
そのまま男が生き残れば親友も自分も罪に問われ、止めをさしてしまえば自分は殺人犯になってしまうという厳しい状況。
友達想いでマンションに来てしまった時点で、もう由貴の運命は決まってしまっていたように思えます。
沙織も沙織ですよ…
本当は死んでいなかったとは言え、殺したって思っていたわけですよね。
それを自分がやったことなのに、後始末は親友にまかせっきり。
そして、刑事がくればどうしようって頼りっぱなし。
結果的に、由貴に相談することもなく、もう嘘をつくのがつらいから~とあっさり自白ですからね。
なんで!?
親友に犯罪の片棒かつがせておいて今頃!?
だったら最初から正直に話しておけば、親友は殺人犯にならなくて済んだのでは?
由貴の事情聴取をしている最中に、絵里子も「あんな愚かな友達」と言っています。
増岡も沙織も自分勝手で、ただ普通にふたりのことを信頼して好きだった由貴がふりまわされて犯罪を起こしてしまったとしか思えず、すごく切なかったですね。
頭がいいからこそ、ここから先のことがわかってしまう由貴。
そんな彼女のセリフが、より切なさを強調しています。
BOSS(ドラマ)6話 感想まとめ
頭脳戦は、絵里子に軍配が上がりました。
彼女の頭の良さをよく理解しているからこそ、しっぽをつかむために罠をしかけた絵里子。
逆に言えば、そうでもしないと由貴には勝てないということだったのかもしれません。
生意気だと思っていた由貴が、実は友達想いで普通に恋する女の子だったとわかるからこそ、切なく悲しいお話だったと思います。演じた志田未来さんの演技が最高でした。
次回「女vs女の心理戦!」
以上、「BOSS(ドラマ)6話のあらすじ・感想ネタバレ!天才少女の切ない結末」でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!