ピアノの森(アニメ2期)23話のあらすじ・感想ネタバレ!カイ&レフの演奏に感涙

テレビアニメ化された大人気コミックピアノの森23話のあらすじや感想、動画の配信情報などをまとめています。

ピアノの森2期第23話「ヒーロー」

前回22話では、カイの演奏前にレフと控室で話すところから、とうとう演奏が始まり、会場の人々はもちろん、審査員までも魅了する様子が描かれました。

そして残りはあと2回。
今回の23話では、カイの演奏も終了し、最後のレフの演奏が始まります。

では、ここから「ピアノの森(アニメ2期)23話の感想ネタバレ!カイ&レフの演奏に感涙」についてまとめます。

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ピアノの森(アニメ2期)23話 あらすじ

カイの演奏は、最後のコーダに入ります。
自分が生まれて生きてきた厳しい境遇と、自分に多くの人が自分に寄り添って温かく包んでくれた人々への感謝を想いながら、心を込めてピアノを弾きます。

瞬間(とき)を止めたいと思うほど、会場中の人々はカイのピアノに引き込まれていきます。そして、カイの演奏がすべて終わり、あとはオケのみ…と誰もが思ったのですが、カイはやめなかった!!

カイは、オケの後奏と一緒に和音を弾きながらオケと一緒に曲のラストまで弾ききりました。

そして、ファイナル最終演奏者であるレフの演奏が始まります。レフもまた、5年前の事故で寝たきりとなった姉・エミリアに向けて心を込めて演奏します。

ポーランドの新生として期待されているレフ。
彼はどんなピアノを弾くのか…その演奏は、パン・ウェイやカイの上を行くのか!?

ピアノの森(アニメ2期)23話 感想ネタバレ!

(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)

この内容は、24巻221話~230話までのお話です。

ピアノの森 24巻

ピアノの森 24巻

ピアノの森 24巻

[著]一色まこと

 

ピアノの森 25巻

ピアノの森 25巻

ピアノの森 25巻

[著]一色まこと

今回のお話は、全体的には感動して良かったと思うのだけど、原作ファンからすると、カイの演奏シーンは残念な描写でしかありませんでした。

原作コミックでは、ちょうど24巻の221話の内容からになるのですが、まさにこの作品の集大成というようなピアノをカイは弾くわけです。

その演奏は、ずっとカイのことを阿字野と見守ってきたジャン爺でさえびっくりするほどで、小学生の頃にカイと阿字野が約束した約束であり夢だったことを、実現した瞬間でもあります。

原作の漫画で、演奏が終わった瞬間のカイは、終わった…と思った途端にパッと指揮者の顔を見て、お互い涙を浮かべながら抱き合います。会場ではいたるところで涙ぐむ人もいたり、すごい大歓声。阿字野もホロッと泣いています。

漫画と比較してアニメでは、カイが阿字野を探してふたりが抱き合うシーンまでもあっさりすぎて、めちゃくちゃ残念でした。

指揮者と抱き合うシーンはあるものの、なんだかインパクトが弱い…
阿字野の泣き方もちょっと笑ってしまいましたね。
漫画では本当にホロッと涙が出たって感じなのに、アニメだと涙もろいおじさんかよって感じだったので(笑)

特に不満だったのは、演奏後の会場の盛り上がり方。
原作コミックでは、カイの演奏が素晴らしすぎて、何度もカーテンコールをしているのに収まらず、それはそれはすごい盛り上がり方なんですよ。

特にカイの知り合いたちは、号泣していましたね。
修平・誉子・佐賀・光生・向井などは、もう自分のことのように号泣して喜んでいます。

アニメでは一部の人しか描かれず、他の演奏者たちの顔は出てきましたけど、セリフなどもなく原作を知らないと、誰もがすごいと認めたことはわかるけれど、どう思っているのかっていうのはちょっとわかりづらい…

そして号泣と言えば…
これはアニメでは最初から描かれないとわかっていたことだけど、原作では日本で玲子と一緒に演奏を見ていたカイの恋人・冴も拍手しながらすっごい顔して号泣してました。

玲子がハンカチ貸そうか?と声をかけると、カイとお揃いの袖にたくさん切れ目が入った長Tの裾をひっぱっておへそを見せながら涙を拭いてましたね。彼女らしくて可愛い…

あ~~やっぱり、冴の存在はアニメでも欲しかったな~~。

冴は一流の彫師で、マリアに扮したカイのことを女だと信じて仲良くなり、すでに冴のことが好きだったカイが実は男だと告白してそのまま一気に恋人になって同棲していた人物。

彼女のキャラそのものが、カイの人となりもわかることにもなるから、今更ながら残念。

原作コミックでは、冴があまりにも立派に演奏をしたカイのことを「遠い人になっちゃったみたい」って言うんだけど、玲子は笑顔でこう言います。

それはないでしょ
カイはピアノを弾いてるときだけはすごいけど…

今だってホラ
子供のときと同じ顔してる
笑ってるけど…

迷子になってちょっと心細くなってるときの顔と同じだ!

この玲子の話に出た子供のときと同じ顔っていうのは、拍手が収まらないので何度もカーテンコールで登場するというシーンの顔のこと。この時のカイは、心の中で「阿字野・阿字野」しか思っていません(笑)

早くこの達成感と感動を阿字野と分かち合いたいと思っていて、一刻も早く顔を見たいという気持ち。見届けた阿字野がもういなくなってしまうのではないか?という不安もあって、気になってしかたがないのです。

でも、アニメではここまでのことがあっさりすぐ終わってしまい、その感動がまったく伝わってこない…

 
しかも、玲子は?森の端の仲間たちは?
冴がいないのはわかるけど、なんで玲子が出てこないの????

カイのことを日本から応援している人たちの描写は一切なく、終わったあとの歓声もよっぽど後から描かれたレフの方が勢いがあって、非常に残念でした。

次回最終回で、このコンクールの結果はわかるわけだけど、それに対してこのカイの演奏の終わり方はないです。物足りなさ過ぎる!

原作どおり、カーテンコールを何度もして、日本で玲子や森の端の仲間達が泣きながら見守っていて、カイを知る人達がみんな号泣して…っていう描写がもっと欲しかったですね。

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そして、レフの演奏が始まります。
レフの描写は、個人的に漫画よりもアニメが好きだな~って思いました。

カイのこれだけの演奏のあとですが、さすがポーランドの新生と期待されるだけだって、立派な演奏をします。

でも、演奏を始める前の指揮者とのシーンでは、漫画のシーンがカットされていて、あのカイとの話との連携がなくて残念。
原作コミックでは、まだレフが不安に思っていたのだけど、カイから言われて救われた言葉を、指揮者もまた言ってくれます。ピアノの音が出なかったら、それはピアノの故障だと…

そして、エミリアのために弾くのか?とレフに聞き、はいと答えると「では共にエミリアのために!!」と言ってくれます。アニメでもこの部分は描かれていました。

ここからの実際の演奏シーンは、原作漫画の25巻からの内容になります。

レフは、エミリアに対する後悔とエミリアへの想いをこめて弾きます。

その演奏は、あの頑なで厳しい父親の気持ちも変えるもので…
ここはアニメの描写がすごく良かった!!
父親がレフの言っていることを全然信じてくれないところなどが、しっかり描かれていましたから。

そして、あることが起こるんですよ。

実はレフはある日を境にエミリアの声が聞こえなくなっていて、そんなことを色々考えながら涙をこぼし始めます。そこにエミリアが現れた!彼女の声が聴こえた!

泣きながらピアノを弾き、エミリアの代わりにピアノを弾こうって思っていたレフに対して、エミリアはこう言います。

それは違うよレフ!
誰も私の代りになんて弾けない

レフはレフのピアノを弾くんだよ
だからお願い
後ろばかり見るのはもう辞めて!

その後もエミリアは最高のピアノを弾くようにレフに話しかけます。

そして、泣いてひとりよがりのピアノを弾いていたレフも立ち直り、前に進むために素晴らしい演奏をします。

エミリアがそっとレフを前に押し出す時の顔がいいですね~~。とっても優しいお姉さんって感じ。

そのあとに修平のセリフが入り、しばらくはピアノ演奏だけになるのですが、素晴らしい音…こういうのはやっぱりアニメならでは!!

演奏が終った時のレフの表情も最高にいいですね。
ちょっと頬を赤らめて、やった!って感じの顔。そして会場のすごい歓声の中、今までで一番のピアノを弾けたことに自信をもったようでした。

今まではカイのことを振り回す問題児って思っていたけど、まさにポーランドの新生って感じですね。

ナシャ・ポルスカ!!!!
(私達のポーランド)

その後も良かった…
カーテンコールもせずにレフが慌ててエミリアの病院に行ってしまうシーンは、原作より好き♪

彼が、エミリアの身になにかあったのか?と不安に思うシーンが良かったから。でも、慌ててタクシーに乗り込むシーンがなかったのは残念。

原作では、お金ももたずにタクシーに乗ってしまったレフが、タクシーの運転手にお金はいらないと言われたことで、自分のピアノを多くの人が聞いてくれていたと実感するんですよね。

今回の「ヒーロー」というタイトルは、原作コミック25巻の第230話のタイトルです。
すべての演奏が終了し、会場で審査結果を待つ人達のシーンが描かれています。

ヒーローっていうのはカイのことですね。
子どもたちに囲まれているカイのことを、ジャン爺が彼らのヒーローなのかなって言っています。

そしてジャンが間を取り持ち、貧乏でピアノを習うこともできず今回の生の演奏を聴くことができなかったというファンの子と、近い内に生でピアノを弾いてあげる約束をします。

その後、とうとう発表だ~ってところで終わっているんですね。

アニメでは、この「ヒーロー」っていう意味がよくわかりませんでした。何のことなのか…

カロル・アダムスキの件があったことで、最後は正しい審査が行われるのか!?という流れは同じですが、あっさり終わってしまったカイの演奏のあと、審査発表までカイの登場はないため、ヒーローって誰のこと?って感じです。

原作を知らないと、今回一番長く描かれたレフのこと?って思ってしまうかもしれませんね。

ピアノの森(アニメ2期)23話 感想まとめ

カイの演奏の終わりから、演奏後の感動ストーリー。
期待しすぎていたせいか、この23話は残念感が多かったです。

やっぱり、最終回の結果に向けて、カイの演奏が終了するシーンはガッツリすごさを演出してほしかったですから。

ただそれは、原作を読んでいるからこそのことで、アニメだけ観た方なら感動するのではないでしょうか?

レフのシーンはどれも良かったですね。
カットされて残念な部分もあったものの、それ以上でした。

そしてとうとう次が最終回です。
長くに渡って描かれてきたショパン・コンクールの最終結果の発表。テンションあがりまくりの終わり方になってほしい!

次回はとうとう最終回「世界一のピアニスト」

あらすじ・感想の各話一覧他まとめ
ピアノの森あらすじ・感想ネタバレ!ココがすごい!総集編

↓次の第24話の感想はこちら

動画・見逃し配信情報

Netflixにて独占配信
https://www.netflix.com/jp/title/80986797

以上、「ピアノの森(アニメ2期)23話の感想ネタバレ!カイ&レフの演奏に感涙」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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