Dr.コトー診療所(ドラマ)7話のあらすじ・感想ネタバレ!親不孝な娘の巣立ち

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Dr.コトー診療所7話のあらすじや感想をまとめました!

第7話「巣立ち」

前回6話では、茉莉子の息子の竜一(神木隆之介)が島にやってきて、大怪我をしてしまったお話でした。

今回の第7話は、母親らしく過ごす茉莉子と竜一の様子の他に、しげさんの娘・リカが妊娠して本土から帰ってきます。

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Dr.コトー診療所(ドラマ)7話のあらすじ

茉莉子(大塚寧々)の息子・竜一(神木隆之介)は、順調に回復して完治するまでは島にいていいことになりました。茉莉子は、このまま竜一がいてくれたらと思うようになり、母親らしく息子と一緒に過ごす時間を喜びます。

そんな中、重雄(泉谷しげる)の娘のリカ(伊藤歩)が本土から帰ってきます。
美容師になると決意して本土へ行ったはずのリカは、未婚のまま妊娠していて…

ショックを受けた重雄は、診療所に無理やりリカを連れていき、コトーにまで逆上して八つ当たりをするほど。リカの唯一の幼なじみである彩佳(柴咲コウ)もまた、何も相談してくれなかったリカに対して怒り、ケンカになってしまいます。

そんなある夜、星野(小林薫)・茉莉子・彩佳は、重雄の家に呼び出され、一緒にリカから詳しい事情を聞くことになったのですが、重雄とまた口論になってしまい、リカは家を飛び出して行ってしまいます。

しかし、台風が接近して暴風雨が激しく危険な状態。
リカは産気づいてしまい、コトーとお産婆の内つる子(千石規子)は…

Dr.コトー診療所(ドラマ)7話の感想ネタバレ!

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原作コミックには、今回のストーリーとドラマ3話のストーリーをミックスしたようなお話があります。

ドラマでは、あのしげさんこと安藤重雄(泉谷しげる)が、娘のリカ(伊藤歩)のことで苦悩するお話になっています。

最初にハッキリ言っておくと、この回のストーリーは好みが分かれるのでは?と思っています。

 
私はリカと彼氏が嫌いないので、あまりこの回も好きではないですね。

良かったのは、茉莉子と竜一の別れのシーンで、その部分はホロッとさせてもらいました。

まず、しげさんの娘のリカは、彩佳(柴咲コウ)の幼馴染で、美容師になるために本土に行っていたのだけど、妊娠して美容師も辞めてひとりで島に帰ってきました。

最初は、しげさんがコトーに八つ当たりしたり、彩佳が何も相談してくれなかったことでリカとケンカしたりって感じで、もめる様子が描かれています。

まぁ、未婚での妊娠というのもこの島では珍しいし、あっという間に勝手な噂は広まりますからね。周りの視線も気になって、リカ本人がピリピリしています。

そして、星野(小林薫)・茉莉子(大塚寧々)・彩佳らがしげさんの家に行って、リカから詳しく話を聞くことになったのだけど…しげさんは激怒!

リカは、高校卒業して東京の美容学校に行くときに、一人前になるまでは頑張るって約束して出ていったんですよ。しげさんからすれば一人娘だし、相当心配だったでしょうが、本人の夢を応援して許したわけです。

しかし、やっていることは半人前…
男と暮らして妊娠して、夢だった美容師をあきらめて島に帰ってきたリカ。

私だって同じ状況だったら、きっとしげさんと同じように激怒しますね。

でも、そのことを怒られたリカは逆ギレ!

 
はぁ~~~~???なんで逆ギレできる?って思うのは、私だけでないはず!

そう言うなら、最初から一人で産みなさいよ!
自分が作った子供なんだから。

そのあとにしげさんが言うんです。
自分でしでかしたことは自分で責任を取れとか、親になるってことはどれだけの責任を負えるかってことだと…

 
まさに正論!!その通り!

リカはこのセリフを聞いて泣き、茉莉子もまた思うところがあったようです。

そりゃぁね、親ですから心配ですよ。
本当なら、帰ってきた娘に対していたれりつくせりやってあげたいですよ。
特に妊婦なんだから。

だけど、もう子供じゃないですからね。
簡単にすぐ約束をやぶってしまった立場でありながら、すぐに親に甘えてくるようでは、それこそ出産して母親の立場になったとしても将来が心配ですよ。

他人だといくらでも甘やかしてくれるし、気持ちのいい優しい言葉をかけてくれるでしょうけど、それって他人事だから。親だからこそ厳しいことを言って自分の甘さをわからせてやらないといけないんですよね。

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とは言え、リカの気持ちもわかります。
初めての妊娠・出産だから、それだけでも不安でしかたがないでしょう。そのうえ、自分ひとりではこの先まともに仕事もできなくなりますから、生活の維持すら厳しくなりますからね。

だから、甘えて島に帰ってくるのは当然とも言えます。
そう…帰ってくるのはしかたないってわかるんですよ。

 
ただね…
それなりの覚悟と態度を示さないとね…

産まれてくる子供のためなら、父親にどんなことを言われようが、周りからどんな冷たい目で見られようが気にしない!という気持ちを持って、土下座して頭を下げてこんな状態で帰ってきたことを謝るとか、ここに置いてくださいとお願いするとかするべきでしょう。

でもリカは、真逆の態度です。
周りに対してイラツイて彩佳に八つ当たりしたり、父親に逆ギレしたりと、まるで誠意を感じません。

その後、台風がひどい中、しげさんは海に船で出てしまい、リカは産気づいて出産することに…
ここからが一番の盛り上がり部分ですね。

子供は無事に元気に産まれ、しげさんも無事に戻ってきて、やっと平和ってなった途端、今度はリカの彼氏が迎えに来ます。

 
ところが、このあとの展開がね…
親不孝にもほどがあるってことをしでかすんです。

リカは、彼氏に向かってこの島で子供と暮らすから本土へは帰らないってハッキリ言ったんですよ。
なのに、メモひとつ置いて、しげさんと顔を合わせることもなく帰っちゃうんですよ!!

いかにも島を選んだかのように嬉しく持ち上げといて、ドドーンと一気に落とすとかあり得ない…

父ちゃんの顔を見たら別れられなくなりそうでって言ってましたが、小学生の竜一は覚悟を決めて別れるって母親にハッキリ言ってるよ???

別れられなくなるから言わない・顔を見せずに帰ってしまうとか、自分のことしか考えてない…
残されたしげさんの気持ちは??

 
嬉しそうに赤ちゃんのおもちゃを買って帰宅したのに、メモひとつでいなくなっているとか、悲しすぎる!!

約束をやぶったからでもなく、妊娠して帰ってきたからでもなく、心配をかけ続けたり寂しい思いをさせることが親不孝なんですよ。

リカたちは、これから子育てやら新しい生活やらで忙しくていいでしょうが、孫と暮らせると思っていた中年世代のしげさんは、一人残されてどれだけ寂しい思いをするのか…こういう時って、残された方が悲しいんですから。

それに、あの彼氏もこれからちゃんとした父親になれるんでしょうか…
結婚の承諾もらうとか、ちゃんとやるべき責任あるでしょう?
リカが黙って帰ると言っても、きちんと挨拶をさせるという男気はないのか???

しげさんから結婚の許可をもらうまでは帰らないぐらいの根性を見せてほしかったものです。
正直言って、茉莉子と竜一の別れがなければ、最悪の気分で終わるところでした。

船が見えなくなってきた時、しげさんも実はこっそり見送りにきていて、リカからのお土産のシャツを着ている様子は、泣けたな~~(泣)

 
同じ時に、ふたつの親子の別れがあったのに、この違いはなんだろうって思うと切なかったです。

ただ、ドラマとしては、ある意味良かったのかも…
コトーの活躍でハッピーエンド的な終わり方が多いですから、なんで?という終わり方があることで島の生活のリアル感が増すかもしれません。

そう考えると、こういう回も大切だな~と思いました。

まとめ

今回のお話は、しげさんが意外と常識があることを言うんだ!って思ったのと、竜一が小学生とは思えないほど自分の環境を理解して大人びているってことがわかりました。

私からすると、どう見ても竜一の方がリカより大人なんですよ。
好きな母親とは一緒にいたい…そんな気持ちがありながらも流されることなく、現状を把握して最適な道を選んでいるんです。

そして、そのことを逃げることなくハッキリと母親である茉莉子に伝えています。

まぁ茉莉子からすれば、それが寂しくて素直になれなかったわけですが、竜一の今回の行動があったからこそ、今後も親子で会うことができるのではないでしょうか?

リカのストーリーしか描かれなかったら、たぶんとってもイラツイて嫌な気分になったと思うんですけど、同時に茉莉子と竜一のお別れのお話があった分、両方の親子の比較ができて最後はいい気分になれました。

次回第8話の感想はこちら
まとめページもご覧ください。
↓↓↓

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以上、「Dr.コトー診療所(ドラマ)7話のあらすじ・感想ネタバレ!親不孝な娘の巣立ち」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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