Dr.コトー診療所2006(2期)10話のあらすじや感想をまとめました!
2期・第10話「失われた信頼」
前回9話では、ミナのDV夫が島まで来て離婚に承諾してくれないというお話でした。
今回は、とうとう彩佳が、父・星野正一(小林薫)に病気のことを明かします!
Dr.コトー診療所2006(2期)10話のあらすじ
彩佳(柴咲コウ)から手紙を受け取ったコトー(吉岡秀隆)。
その手紙の中には、父・星野正一(小林薫)に真実を明かすための手紙も同封されていて、コトーから正一に渡してほしいと書いてありました。
そして、初めて彩佳の病気のことを知った正一は、ショックを受けて取り乱します。半年もの間、何も話してくれなかったコトーに対しても不信感を持ってしまうのです。
東京では、彩佳が担当医師の鳴海(堺雅人)から手術の説明を受けていました。
転移の可能性を排除するために万全な方法を伝える鳴海に対し、彩佳は後遺症が残って看護師を続けられないかもしれないと不安を声にするのですが、聞いてもらえず…
その後、彩佳の元に正一が東京にやってきて…
手術についての説明を受けた正一は、生存率が7~8割だと答える鳴海の言葉に釈然としません。
やっぱり島でコトーに治療してもらった方がいいのではないか…
そう彩佳に話した正一は、口論になってしまいます。
Dr.コトー診療所2006(2期)10話の感想ネタバレ!
今回は、とうとう星野夫婦が彩佳の病気を知るというお話でした。
出だしは、コトーが手紙を渡して正一が初めて病気のことを知るシーンから始まります。
この時にショックを受けた正一は、コトーが長い間話してくれなかったことにもショックを受けていました。
そこからの正一は、あれこれ心配でしかたがなく、空回りします。
まさに一般的な父親の行動って感じなんだけど、私は正直イラッとしてずっと見てました。
実際、すっごくいい父親だからこそ心配してイラッとすることをするわけですが…
ただ、彩佳のためっていうよりも、自分の気持ばっかりな気がしてしまったんですよね。
コトーが長い間、病気を知っていながらも親である正一に隠していたのは、それが彩佳の希望であり、彩佳が一番つらい状況だからこそ彼女の意志を尊重して見守ってきたんじゃないですか…
しかもそのことにずっと心を痛めていました。
なのに、話してくれなかったことが残念だとか、もっと自分は先生のことを…なんて言ってますが、あれはないよね。たぶん、これが今回のタイトルにある「失われた信頼」ってことでしょう。
まぁ、ショックだから余裕がないのはわかるけれど、あなたが何も知らずに過ごしていた間コトーはずっと苦しい思いをしていたよ?あなたは、自ら娘のことをわかろうとしてた?と言いたいです。
そして病気のことをわかった途端に彩佳の元へ行って、手術をする手続きを取ってから「やっぱり島で~」とか言い出すわけです。
ただ、親の気持ちを何もわかっていないと発言した時に、いやいや…あなたは娘の気持ちを何もわかっとらん!って思いました。
だって、親の気持ちがわかるからこそ言えなかったんじゃないですか!!
あなた(正一)がメンタル弱いから言えないんだよ!!と言いたいですね。
母親の病気や後遺症のことをずっと気にして責任を感じている父親に、今度は娘が乳がんです!なんて言えませんよ。
正一はずっとグダグダ重苦しく悩んでいて、妻・昌代(朝加真由美)が倒れた日でもあった豊漁祭に前年度も顔を出していませんから、彩佳がそのことに気づかないわけがありません。彼女自身も自分を責めていましたからね。
そんな父親に対して、真実を告げて島を出るなんてできなかったでしょう。
その後正一は、4話でやっと妻・昌代によって前向きになれました。
その時の彩佳は、すでに抗癌剤治療の副作用で髪の毛が抜けてつらい思いをしていました。
こうなってしまうと、今度は逆に言いたくても言えなくなってしまうってこともありますよね。
父親がすぐ東京に来るのもあれこれうるさく言うのも想像できるから、今度は自分がそれによって辛くなるのが嫌だとか…
彩佳は島のことを思い出して決心がにぶったり、より不安になるのが嫌だったということです。
弱音を吐きたいことだってあるでしょう。
特に、コトーにそばにいてほしいって。
だけど、島の看護師だったからこそ、自分ひとりの我がままでコトーに甘えてはいけないって思っている彩佳。コトーの電話の後に泣いているシーンは切なかったですね。
コトーは、鳴海に電話をして手術内容を変えられないと言いますが、ピシャリと厳しいことを言われます。その電話を切った時に、訪れてきたのが星野夫婦でした。
その時の昌代のセリフに涙出る!!
たどたどしく一生懸命話す昌代の言葉には、共感とともに感動しちゃいます。
彼女は、正一から事実を聞いてから何も大騒ぎはしていません。
知った時も、目に涙を溜めて彩佳はバカね…みたいなことを言うだけでした。
正一とは違って、前々から何かおかしいとわかっていたのでしょう。
コトーの様子はもちろん、あの彩佳がまったく帰省しないのもおかしいと思っていたのでは?(想像ですけど)
そして昌代の行動は、コトーにそばにいてほしいと頼むことだけでした。
いくら言葉がうまく出ないとしても、ゆっくりであれば話せるようになったのだから、彼女だって本当なら彩佳にあれこれ言いたいことはあったと思います。
だけど、正一とは違って彩佳の気持ちもすごく理解しているからこそ、無駄に本人を刺激することではなく、彼女の本音での希望であり、支えになってくれるコトーに頼みにきたのではないかと思いました。
それに、ずっと黙っていたコトーが辛い思いをしていたことをわかってくれてる!!
それも嬉しかったです。
そして覚悟を決めたコトーは、彩佳のところへ向かいました。
不在のコトーに代わって診療所に来た医師が三上というのも良かったです(笑)
まとめ
コトーが病院に到着して彩佳と再会したシーンはすごく好きでした。
彩佳は、コトーを見つけた瞬間に涙目になってましたよね。
コトーは、あっけらかんとヘラヘラしながら彩佳のそばまで来て、「来ちゃった」って…
可愛いぞ!!コトー!!
最後は、鳴海が病室に来てコトーと再会するところで終わりましたが…鳴海は怖っ!!(笑)
次回・最終回「逃れられぬ、医師の宿命」
彩佳の手術はどうなるのか?
鳴海が本当はどういう人なのかもわかりますよ。
次回2期第11話の感想はこちら
まとめページもご覧ください。
↓↓↓
以上、「Dr.コトー診療所2006(2期動画)10話のあらすじ・感想ネタバレ!真実を知った父・正一」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。