ピアノの森(アニメ)10話のあらすじ・感想ネタバレ!本大会の衝撃

テレビアニメ化された大人気コミックピアノの森10話のあらすじや感想、動画の配信情報などをまとめています。

ピアノの森第10話「ショパン・コンクール」

まずは、前回9話の復習から。

舞台はポーランドの首都ワルシャワに…
ショパン・コンクールの予備予選が始まりました。

自分の演奏は最終日の一ノ瀬海は、雨宮修平の演奏を聞きに行きます。そこで出会ったのは、日本人の平田光生でした。

修平の堂々とした演奏を聞いたカイは、終了後に声をかけようとしますが、無視されてしまいます。

そして予選最終日。
緊張とプレッシャーで演奏を失敗してしまった平田光生の後に、カイまで緊張してしまいます。
ところが、修平が見に来ていることがわかって、冷静さを取り戻します。

予選終了後、修平とやっと話ができたカイでしたが、挑戦的なことを言われてしまい…

では、ここから「ピアノの森(アニメ)10話のあらすじ・感想ネタバレ!本大会の衝撃」についてまとめます。

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ピアノの森(アニメ)10話 あらすじ

とうとう第15回ショパン国際ピアノコンクールの本大会が始まりました。

まず演奏したのは、フランス出身のソフイ・オルメッソン。
すばらしい演奏で魅了するのですが、途中でまさかのアクシデント!

ドレスの肩ヒモが切れてしまうのです。
しかし、ソフィは見事に最後まで演奏します。

演奏終了後、ゴシップ記者のビクトリアだけが、音楽記者の中でひとりソフィに失礼な発言や質問をしていました。

そんな彼女も、中国人でポーランド留学中のパン・ウェイ(龐威)のピアノを聞いたら素敵だと大騒ぎ。

カイもまた、パン・ウェイの演奏を聞いて衝撃を受けます。
彼のピアノの音は、まるで阿字野の音のようだったから。

カイにとっては、立ち上がれないほどの衝撃だったのです。

ピアノの森(アニメ)10話 感想ネタバレ!

(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)

この内容は、13巻の112話~14巻の124話までのお話です。

ピアノの森 13巻

ピアノの森 13巻

ピアノの森 13巻

[著]一色まこと

 

ピアノの森 14巻

ピアノの森 14巻

ピアノの森 14巻

[著]一色まこと

始まりましたね~本大会!!

キービジュアルやキャスト情報・オープニングの映像を見ていると、雨宮修平、パン・ウェイ、レフ・シマノフスキ、ソフイ・オルメッソン、そしてカイの5名のみが本大会でピックアップされていくのだとわかります。

他にも、個性的な演奏者がたくさん出てきますが、その人達はじっくり演奏するシーンはないって感じでしょうか。

今回の内容だと、ポーランドのスターであるカロル・アダムスキもストーリー的には登場はしましたが、ピアノの演奏シーンはバッサリカットでした。

あとは、ごっそり途中がカットになっているんですよね。

原作漫画では、本大会が始まってからソフイとパン・ウェイの演奏のストーリーのあと、カイのバイト先の話しやコンクール初日にパン・ウェイの演奏を聴いたあとのカイがJ=J・セローと過ごすお話、平田光生がカイのことだとは知らずに日本人の隠し玉がいるらしいとバイト先に来た話しなどが入ってきます。

ここらはバッサリカットでしたね。
個人的に、カイがセローと阿字野の推薦で参加した隠し玉だったと平田光生が知るところは、すっごく好きなんだけど…

ソフイ・オルメッソン登場

まず最初の演奏者はソフイ・オルメッソン
ドレスの肩ヒモが切れるアクシデントが起こりますね。

カイ以外でのアクシデントは初めてでしょうか。カイはピアノの弦が切れたり、ホールの電源が落ちてしまったことがありましたけど…

女性ならわかるでしょうが、もしもドレスが破れて下着が見えてしまったとしたら、気にするなと言われたって気になってしまいますよね。

メンタルが弱い人なら、その時点でもう終わりだって諦めてしまうかもしれません。

ソフイ・オルメッソンは、最後まで見事に演奏し、その後のインタビューでもしっかり対応していました。

個人的に、声優さんが伊瀬茉莉也さんというのもイメージにぴったりで良かったです。

私的には、DAYSの生方千加子のイメージが強くて、その次はログ・ホライズンのレイネシアの声って感じ。しっかり者とかいざという時に心が強い人の声に聞こえるので、まさにソフイにぴったりでした。

ただ、原作では、インタビューの後に控室に入ってから兄の胸に顔を押し付けて泣くシーンがありましたが、それがアニメではなかったのが残念。このシーンがあれば、どれだけ気を張って頑張っていたのかがわかるのに…

そして、あのゴシップ記者のビクトリアにはイラッとする!!
なんで彼女は取材を担当するようになったんでしょうかね?原作に何か書いてありましたっけ?

だからゴシップ記事は…って言われてもしかたのない行動をしたわけだけど、逆に言えば、音楽業界の記者はルールを守って記者である前に演奏者たちやピアノのファンなんだな~なんて思いました。

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パン・ウェイ登場

そして、そのパン・ウェイの演奏には、誰もが驚いていました。
優勝候補ですから注目度も高かったですし。

もちろん、一番驚いていたのはカイです。

雨宮修平もかなり影響は受けていましたが、初めて聴いたわけではないので、色々と追いつめられて考え込んでいる感じ。

お互いポーランド留学中で、目の前で直接ひどいことを言われたことがある修平。

パン・ウェイは、日本人嫌いだと公で言っていますが、修平のようなボンボンは特に嫌いみたいですね。

修平はパン・ウェイの演奏を聞きながらこんなことを思います。

「あれほど平気で他人を傷つけられる奴に…素晴らしいピアノが弾けるはずないんだ。たとえ練習量が想像を絶するモノだとしても…いつか…必ず…ボロを出す」

しかし、そんなことを全く感じさせない素晴らしい演奏をするパン・ウェイ。

私としては、修平に対して「カイを傷つけるようなこと言っといて、あなたがそれ言っちゃう?」とか思ったのだけど(笑)、やっぱりパン・ウェイのメンタルの強さは全く別次元なんだろうと思います。

パン・ウェイが生きてきた環境は、カイ以上に厳しいもので、その経験したきたことがピアノの音に現れている様子が描かれていますからね。

それと比較すると、修平のピアノ以外の話題とか悩みって何?って思うほど、修平はピアノに関する経験値しか持っていないのです。

精神面では確かにカイというライバルがいることで追いつめられて闇があるのだけど、生きていくこと自体が大変だったパン・ウェイとはやっぱり闇の種類も深さも違うから、それがメンタルの強さの違いにもなっているのではないかな?

実際、パン・ウェイのピアノを聴いている人は、煉獄の苦しみをその演奏から感じているように描かれています。

修平の父・雨宮洋一郎は、阿字野のピアノはもっと温かいと言っていましたが、逆に言うとそういう温かい気持ちを知らないということですね。

こんな風に色々考えながら見ていると面白い!
それぞれが、性格や生きてきた環境や現状に合わせてピアノの演奏もまた違い、ピアノの演奏を聞けばその人の生き方がわかるとか。

荒々しく強いパン・ウェイのピアノは、優勝候補と言われるだけあって誰もを魅了しました。

カイは自分の師匠である阿字野と同じ音を出すことに驚き、また阿字野とは違う力強さも感じ取って衝撃だったでしょう。

原作でこのシーンを読んだ時、ああ…カイのライバルはパン・ウェイきっとなんだって思いましたね。

それまではずっと修平で、最後までふたりは競争しあうのかと思ったけど、こうも生き方が違ってこの時点でまだ自分のピアノを好きになれていない修平にはちょっと無理かと…

もちろんカイは、ライバルなんて目で見ないし演奏を比較するわけでもないから、シンプルに他の人達の演奏を素晴らしいと思ったりするわけですけど。

そして、パン・ウェイはカイをどう思っているのか…
堂々と阿字野なんて知らないと修平に言い、日本人嫌いだと言っているくせに、実はすごく阿字野とカイのことを意識しています。

階段でカイとすれ違ったシーンでは、最初は声をかけられても無視したくせに、平田光生がカイの名前を読んだ時にかなり反応してましたからね。彼のピアノが阿字野の音と同じことに関係しているのですが、それもじっくり描かれるといいですね~。

実際どうなるのかは、今後のストーリーを楽しみになっていましょう(笑)

雨宮修平の変化

私がこの10話のストーリーを初めて原作で見て思ったのは、修平は親子同じ道を結局いくのかな~ってことでした。

修平の父・洋一郎は、ずっと長い間阿字野を意識して、ライバルが不在になってしまったことを悔しいと思っていたけど、阿字野からすれば全く彼のことをライバルとして意識すらしていませんでした。素晴らしい演奏者だと思っていただけです。

修平も、ひとりで勝手にカイをライバルだと思い、彼に勝つことばかりを考えていますが、カイからすればそんなこと全く思っていないわけで、親子揃って意味のない葛藤に苦しんでいるってことですね。

そして、このお話の最後の方でも、修平は異常なほどイライラしています。
スターのアダムスキが原因ってわけでもないようで、原作ではこの続きでも修平が普通ではない様子が描かれていきます。

それは次回アニメでも、描かれるでしょうかね…

どちらにしても、修平は過剰に神経質になっているということです。イライラピリピリしてしまうので、失敗してはいけない・勝たなくてはいけないという気持ちが強すぎるからなのか…自分を追いつめているんですよね。

この漫画・アニメは、一ノ瀬海がショパン・コンクールに向けてがんばるお話ですが、雨宮修平の成長物語でもあるんですよね。

ここからは、今までムカッとすることばかりしてきた修平が、少しずつ何らかの変化が出て変わっていきます。

様子を見守っていきましょう。

ピアノの森(アニメ)10話 感想まとめ

これから修平の演奏が始まるというところで終了しました。
次回、すっごく気になりますね。

この第10話ですごく気になったのは、描画が雑すぎるでしょ!ってことでした。
ちょっとひどすぎない?

同じ人物なのに、顔が変わって見えたり、変な顔!って思うことは何度もあったし、眉毛がおかしすぎるでしょ!!
あそこは濃い眉だったのに、ここはこんなに薄いわけ?なんて思ったり…

回ごとにクオリティが変わるのとかってなんとかしてほしいですね。
オープニングとかエンディングの絵はうすごく原作に忠実になっているのだから、それを本編でも同じように描いてほしいな~~。

そして次回は 「ポーランドの新星」というタイトルですから、レフ・シマノフスキがメインのお話ですね。

あらすじ・感想の各話一覧他まとめ
ピアノの森あらすじ・感想ネタバレ!ココがすごい!総集編

↓次の第11話の感想はこちら

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以上、「ピアノの森(アニメ)10話のあらすじ・感想ネタバレ!本大会の衝撃」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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