テレビアニメ化された大人気コミックピアノの森14話のあらすじや感想、動画の配信情報などをまとめています。
ピアノの森2期第14話「懸ける想い」
まずは、前回13話の復習から。
ショパンコンクールの第1次審査の演奏がすべて終わりました。
時間がかかった結果発表は…誰もが驚く結果でした。
カロル・アダムスキが落選!?
採点には何か手が加わったのでは…!?
では、ここから「ピアノの森(アニメ2期)14話のあらすじ・感想(ネタバレ注意)パン・ウェイの過去」についてまとめます。
ピアノの森(アニメ2期)14話 あらすじ
今夜の #ピアノの森 は
🎹第14話 「懸ける想い」ショパン・コンクールの第2次予選が始まった。阿字野壮介(#諏訪部順一)の影響を強く感じさせるパン・ウェイ(#中村悠一)のピアノだが、そこにはパン・ウェイの壮絶な出生が関係していて…。
総合 深夜0:10(関西は0:50) https://t.co/W7O2ETQmi7 pic.twitter.com/3CFYqSn6CP
— NHKアニメ (@nhk_animeworld) 2019年2月3日
ショパン・コンクールの第2次予選が始まりました。
初日は、優勝候補のパン・ウェイが出場するため、会場は立ち見が出るほどのすごい人が集まり、盛り上がっています。
第1奏者は、ソフィ・オルメッソン。
そして、そのあとにパン・ウェイの演奏が始まります。
阿字野壮介の影響を強く受けた彼の演奏には、パン・ウェイ自身の壮絶な過去が関係しています。
ピアノの森(アニメ2期)14話 感想ネタバレ!
(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)
この内容は、17巻150話の途中~18巻158話の途中までのお話です。
今回のメインとなるのは、パン・ウェイの出生の秘密ですね。
原作コミックでは、前回の続きからそこまでの151話までは、雨宮洋一郎とショパン・コンクールの審査員のクリスティナが食事をしながら会話している様子が描かれており、回想として後半に出てきます。
152話が始まる前の会場の様子なのですが、ここは大幅にカット!
そして、153話から第2次審査が始まり、アニメではここからが今回のストーリーって感じですね。
この時カイは、腕の部分がカットされて穴開きの長Tを着ていたりして、会場に入れてもらえないんですよ。言葉もうまく通じなくてあたふたしていたところを、修平が上着を貸して助けてくれて、やっと中に入れたって感じ。
こういうカイのピアノ以外のシーンは意外とカットされることが多くて、原作のカイはもっとお茶目で奔放で可愛らしい部分があるのに、アニメではお利口さんに見えすぎちゃうんですよね。カイなのにカイじゃないみたいな…
ちょっと寂しい!!
それ以外の部分は、比較的原作コミックと同じように描かれていました。
アニメは2次予選の様子からスタート
アニメではOPの前にパン・ウェイのシーンが少し入ったあとは、トップバッターのソフイ・オルメッソンから演奏が始まります。レベルの高い文句なしの演奏をして、優勝だと騒ぐ人がいるほどでしたけど、これだけ?ってぐらいしか描写はなかったですね。
う~~ん…
コンクールなんで、もう少し他の人たちの演奏も多いといいのにって思いますが…
そしてすぐパン・ウェイの演奏が描かれます。
彼は、演奏しながら自分の壮絶な過去を思い出します。
自分を生んだ母親のことを「母」とは言わずに「女」と言うパン・ウェイ。
パン・ウェイは、出産間近という時に自殺した母から産み落とされ、ピアノの才能があると気づいた現在の義父パン・ハオが100元で彼を買います。そして、思い通りにならないと、唯一の母親からも拒絶されたおまえはいらない人間なんだと言って、罵って痛めつけます。
パン・ウェイのピアノの才能にお金をかけていたパン・ハオも必死だったんでしょうね。
そんなつらい生活の中で、阿字野壮介のピアノと出会います。
そこからは、ひたすら阿字野のピアノを追い求めていったパン・ウェイ。
パン・ハオも、阿字野本人が事故のためにピアノを弾けなくなった時は、阿字野の真似ではなくオリジナルにしてしまえと大喜びです。
でも、パン・ウェイは、純粋に阿字野に憧れていたんですよ。
彼の人生に潤いと幸せを与えてくれたピアノですから。
そして、自分のピアノは唯一阿字野壮介のピアノを継承するピアノだと思っています。
なんだか切ないですね、この思い。
阿字野はパン・ウェイのピアノをこの2次予選で初めて聞くってぐらい彼のことを知らなかったのに、彼はずっと阿字野のことを考えてピアノを弾いて来たというのだから。
演奏が終わってから、一斉に会場から拍手と歓声がわきあがってきます。
その時に、阿字野を顔を見つけた時のパン・ウェイの顔は、頬を少し赤らめて嬉しそうな恥ずかしそうな…
原作でもアニメでも、この顔は良かった!!
雨宮洋一郎とクリスティナの会話も重要ポイント
アニメでは回想という形で入ってくる、雨宮洋一郎とショパン・コンクールの審査員のクリスティナが食事をしながら会話しているシーンは、パン・ウェイの演奏シーンの後に入ってきます。
ここは、重要なシーンだと思っているのでカットされずに良かったです!
ここのところ、ずっと雨宮修平は父親の態度とかマスコミや周りからの期待に対してナーバスになってますが、その原因がわかるような内容になっているんですよ。
クリスティナが厳しくつっこむんですよね。
そして、まさか代理戦争させてるんじゃないか?って聞くんです。
彼女の言うことがすっごくいい!
するどい!
ただアニメでは、彼女のセリフもカットされていたので残念でした。
原作だと彼女はこんなことを言っています。
阿字野のピアノにみんな振り回されすぎ!特に洋一郎、あなた!
もう阿字野壮介に振り回されるような同じ過ちを繰り返してほしくないの!
ここで一ノ瀬に勝たなければ…というあなたの想いが修平くんの枷(かせ)になってる…ってことはないの?
あなたは修平くんのピアノが現時点で一ノ瀬のピアノより劣っているとみなしていて…それを感じ取って修平くんがもがいて来た…ってことはないの?
修平くん…お父さんが大好きなんじゃないの?一番認められたいのはお父さんに…ではないの?
怖いのは審査員や聴衆からの評価ではなくてあなたに認められないことじゃないの?
あなたが一刻も早くあのコを解き放たなければ…最愛の息子を潰すことになりかねないわよ。
もし修平くんが本人の意志だけで一之瀬海と勝負するなら、この大会しかない!…なんて思わないはずよ。
形にしたいのは…誰かに示したいからではないの?
誰に認められるより、あなたに認められなければ…あなたに愛されないと思っているのではないの?自己が確率できないのではないの?
これはまさにその通りなんです!!
今までもさんざんこの父親のダメっぷりや修平のわがままで嫌な行動について文句を書いてきたけど、このクリスティナの言っていることがまさにその元凶です。
この作品は、カイがショパンコンクールで世界に羽ばたくストーリーですが、ピアノの演奏だけの話ではありません。親友雨宮との友情やお互いの成長、母・玲子や恋人・冴を含む仲間との交流や家族愛など、様々なテーマが奥深く描かれています。
だから、修平がカイを敵視したり自分を追い詰めていく原因が父親にもあるというのは、この作品を見るうえでの重要ポイントだと思うんですよね。
そしてアニメの最後は、対象的な終わり方になっています。
まぁ、原作でも同じようにはなっているんだけど…
カイは、阿字野とJ=J・セローと3人で話しながら歩いています。
セローがパンのピアノを聴いてどう思ったかと質問すると、彼の演奏を褒めてすぐにあの舞台に立ちたいって言っています。
それに対して雨宮修平は洋一郎と一緒で、宿命の対決であって、ここで勝負することは決まっていた…僕は負けないなどと言っています。
やっぱり対象的なふたり…
カイは、人と勝負するという気持ちは全くありません。
いつも、自分のピアノの演奏や音にこだわって演奏しています。
それに対して修平は、常に勝負を絡めて考えてしまい、結果とか周りからの評価を気にしてピアノを弾いてきたわけです。
どちらが正しいなんてことはないんだけど、修平の考え方は寂しいって思いますよね。人と比較しかできないなんて…
でも、そんな彼も変わっていきますから、楽しみにしていましょう!!
TVアニメ『ピアノの森』第2シリーズ
今週末放送の第14話「懸ける想い」のあらすじと場面写を公開しましたhttps://t.co/7HIEXnhLX3第14話は、NHK総合テレビにて日曜24時10分から(※関西地方は同日24時50分から)放送!
ぜひご覧ください#ピアノの森 pic.twitter.com/ImXJ5Z7Jwl— TVアニメ ピアノの森 (@piano_anime_tv) 2019年2月1日
ピアノの森(アニメ2期)14話 感想まとめ
今回のパン・ウェイの演奏が、ショパンコンクールでもっともカイと修平にとって驚異となります。
そして来週は、修平が覚醒します!!
次回第15話 「覚醒」
Netflixにて独占配信
https://www.netflix.com/jp/title/80986797
以上、「ピアノの森(アニメ2期)14話のあらすじ・感想(ネタバレ注意)パン・ウェイの過去」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。