ピアノの森(アニメ2期)19話のあらすじ・感想(ネタバレ注意)傷心のカイ

テレビアニメ化された大人気コミックピアノの森19話のあらすじや感想、動画の配信情報などをまとめています。

ピアノの森2期第19話「君の"1番"のために」

前回18話では、ファイナリストになれずにショックを受けた雨宮修平がカイにずっと嫌いだったと言ってしまい、その後行方不明になるお話でした。

最後には父親とも仲直りしたものの、嫌いだと言われたカイは傷ついてしまった…

今回のストーリーは、心に問題を抱えてしまったカイと、ファイナルの初日に姿を見せなかったパン・ウェイのお話です。

では、ここから「ピアノの森(アニメ2期)19話のあらすじ・感想(ネタバレ注意)傷心のカイ」についてまとめます。

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ピアノの森(アニメ2期)19話 あらすじ

ショパン・コンクールのファイナルがスタートします。
このファイナルからは、ピアニストはオーケストラと共演する形になります。

出場予定者は、次々とリハーサルを行っているのですが、パン・ウェイが予定時刻になっても現れません。

そんなアクシデントがあった中、カイは公園で修平とのカイをを思い出して落ち込んでいました。そこに現れたのはレフ。

この間カイについた嘘のことがありながらも、あっけらかんと声をかけてきます。
ムッとしたカイですが、マイナスはプラスにするからと強気に発言して、気を取り直します。

とは言え、そう簡単に冷静になることはできず、それに気付いた阿字野が、ファイナルの初日の演奏を一緒に聞きに行こうと誘います。

そして会場に到着したふたりは、パン・ウェイが出場しないことを知ります。
ファイナル初日は、波乱で幕を開けました。

ピアノの森(アニメ2期)19話 感想ネタバレ!

(ここからはネタバレになる可能性があるため注意)

この内容は、20巻の183話~21巻の191話の途中までのお話です。

ピアノの森 20巻

ピアノの森 20巻

ピアノの森 20巻

[著]一色まこと

 

ピアノの森 21巻

ピアノの森 21巻

ピアノの森 21巻

[著]一色まこと

前回までは、修平の自己中に色々とイラツイていましたが、今回からは大好きな修平にジョブチェンジのはず!(笑)

原作コミックでは、まずジャン=ジャック・セローとカイが話しているところが描かれています。

3日後にファイナルでの大勝負があるというのに、心に問題があってはいけないと心配しているジャンに対し、カイは「嫌いだと言われた」と本音を話すのですが、ジャンは冴ちゃんに嫌いだと言われたと勘違い。

そして、カイはジャンに大丈夫だと言ったものの、本当は大丈夫でもなく、公園に来て修平のことを考えていましたが…というシーン。このアニメでは、冴ちゃんはまったく登場していないから、カットされました。残念。

公園にいて、そこに登場してきたのがレフ…というのはアニメでも同じです。
彼はカイに嘘をついたというのに、あっけらかんと声をかけてきます。

根本的には悪い子ではないんですけどね。
実際、ついイタズラしたくなっちゃってごめんとか謝って、カイのピアノがボロボロになったらバチがあたるかもってビビったりしていますし。

ただ、まるで子供のようにその時の気分に合わせて行動してしまうことがあるので、問題ありです。そもそも、ついていい嘘と絶対ダメな嘘ってあるでしょう!?

ピアノコンクールに出場している人にとって、落選を合格と勘違いさせるような嘘は最悪ですよ。そんな嘘をついたのも、カイの演奏が素晴らしかったからで、ただ自分のむしゃくしゃした気持ちをスッキリさせるためだったようですから、困ったものですね。

ただ、彼のこの登場が、カイの気持ちを少し変えてくれたのは確かでしょう。

カイはこんなことを言っています。

大丈夫!
ボロボロになんかならないよ!

だからバチも当たらない!

マイナスはプラスにするから!
絶対に!

いいですね~。この考え方ってカイらしくて。
でも、そう思っても力みが消えることもなく、それを感じた阿字野に誘われてファイナル初日の演奏を聞きに行くことに…

そこで、パン・ウェイが出場していないことを知り、パン・ウェイの速報が2種類あることに気づきます。速報の件は、今までも登場してきたお騒がせのゴシップ雑誌記者・ビクトリアがしでかしたことですね。

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ショパン・コンクールの初日の演奏が始まり、まずはソフイ・オルメッソンが素晴らしい演奏を披露します。それは、ファイナルに残った人達のレベルが非常に高いことを意味していて、落選した修平はもちろん、会場の人々もパン・ウェイを含む出場者もまた、本物だけが戦いに残っているということを実感させる演奏でした。

その頃パン・ウェイは、養父・ハオの策略で、ピアノの練習をさせられるために缶詰状態。
ハオは危篤だという情報を流して、優勝に向けてより有利になるように、最終日に演奏できるように仕組んだことでした。

これは、カイにとっても厳しいことになりますね。
阿字野は、カイのピアノを世界の人が聞いてくれるだけで良いと思っていますが、カイはそうではないからです。

後々描かれてきますが、カイは色々な思いを抱えているんですよ。

阿字野との契約は、あと数日・このコンクールが終われば終了してしまうこと…
そのうえ、初めて同志だと思えて心の支えにしてきた修平に、ずっと嫌いだったとか言われてしまったため、大切な人はみな次々と自分から離れて行ってしまうと思っています。

他にも、今回は詳しくは出てこないと思いますが、カイは優勝しなくてはダメだという目的があります。阿字野自身は、カイのピアノの音を世界に聴かせるだけでもいいと思っていますけどね。カイはそれではダメなんです。

つまり、ただ修平の言葉で傷ついているだけではないということ!!
この時点ですでに、カイの心の中は色々な想いが詰め込まれていていたわけです。

そんな中で、阿字野はカイに最後の授業を行うことに…
そして、今までのことを忘れろと言います。

傷心中のカイには、その言葉は辛いものですね。
阿字野は、もうカイの血肉になっているのだからと言いますが、カイにとってはピアノはもちろんそれ以外の生活のことだって、阿字野から教えてもらったことばかりです。

阿字野からすれば、教えたことはすべてもうカイのオリジナルになっているのだからって話でしょうが、カイからすれば阿字野とはもう離れて行かなくてはいけないと言われたのも同然。

レイコから預かっていた森のピアノのかけらをカイに渡して、阿字野の最後のレッスンは終わりました。

もうカイの想いもパンパン!
だから号泣しちゃいます。

しかし!!アニメでは号泣シーンがなかった!!
泣くだけ泣いたらって続くので、泣いたのは確かなんだけど、なんで号泣シーンがないの~~~!?

前から思っていたんだけど、アニメのカイって、子供っぽさが原作ほどないんですよね。
素敵なお兄さんに成長しましたって感じで。

漫画のカイは、子供っぽい部分もたくさん残っていて、それがまた魅力だから、アニメのスマートすぎるカイにはちょっと物足りなさを感じます。

原作のこの号泣シーンは、子どもかよっ!!ってつっこみたくなるぐらい、わーんって泣くんですよ。
前後のシーンを見せられずに、小学生時代のカイって言われても、納得するような泣き方(笑)

泣き終わったあとも目がしょぼしょぼで、泣くだけ泣いたら落ち着いたと言いながら、まだポロッと涙をこぼしたりして…可愛い…

でもアニメのカイは、泣いた後の顔もカッコいいままじゃん!

カイというキャラは、ピアノを弾いている時のカッコよさと、子どものままのようなドジで幼い部分とのギャップがいいのにね…

あと、号泣シーンがなかった分アニメではカイの気持ちがわかりづらかったというのもありました。

森の端という最低最悪の環境で生まれ育ったカイが、ピアノを続けるということだけでも無謀だったというのに、ふたりで協力して世界にまで来たわけですよ。普通にピアノを習っていた子が、先生から卒業するのとはわけが違います。

それほどお互いの強い思いで助け合ってきた師匠との別れが来てしまい、それがまた修平から嫌いだと言われて傷心中というタイミングですからね…

阿字野は、こういう時だからこそ、すべて泣いて吐き出してしまえって思っていたんでしょうけど…
あれだけ漫画を読んで号泣した部分も、サラッと見れてしまってアニメでは泣きませんでしたね。(汗)

でもそこからは最高に良かった!
アニメでも原作でもすごく良いシーン!

号泣したほどだったカイの気持をすくい上げてくれるのが修平だった!!

修平もずっとどうやって謝ったらいいのかわからなかったり、いかに自分がひどいことを最悪の時期にやってしまったんだと後悔でいっぱいでした。

そんな修平は、カイの居所を調べて、隣のレッスン室でオケパートの練習をしているわけです。

そして、号泣したあとに練習を始めたカイの音に、修平も音を合わせます。最初は面白がっていたカイですが、その音を出しているのが修平だと気付いて、慌てて隣の部屋へ…

阿字野は動かない指のせいでオケパートをカイの演奏に合わせて弾くことができず、今最後のレッスンが終わったばかり。そこにタイミングよく、カイのために弾いてくれる修平の登場。

カイは、オケパートとかそんなのはどうでも良くて、修平が…自分のことを嫌いだと言った修平が、自分のためにピアノを弾いてくれるとわかったのですから、どれだけ嬉しかったでしょう。

原作では、ふたりで色々話して、修平はあらためて謝ったりするのだけど、それらはすべてカット。一気にふたりで場所を変えてレッスンするシーンになっています。

これはこれでいい感じ。
言葉がなくても、ふたりの気持ちが通じ合って仲直りしたことがよく伝わってきますから。

ここから、修平は全力をかけてカイのサポートをするようになりますね!
最高のシーンでの終わり方でした!!

ピアノの森(アニメ2期)19話 感想まとめ

今回のタイトルの「君の”1番”のために」は、原作コミック21巻の最初である187話のタイトルでもあります。

まさにこのタイトルは、阿字野の思いや修平の思いを表しているのだと思いました。

大切な人ふたりに、後押しされたカイ…
傷心中で不安定だった彼が、ここから優勝目指してがんばります!

そして次回は「パン・ウェイの真実」
これは、原作の同じく21巻の179話のタイトルで、す。

あらすじ・感想の各話一覧他まとめ
ピアノの森あらすじ・感想(ネタバレ注意)ココがすごい!総集編

↓次の第20話の感想はこちら

動画・見逃し配信情報

Netflixにて独占配信
https://www.netflix.com/jp/title/80986797

以上、「ピアノの森(アニメ2期)19話のあらすじ・感想(ネタバレ注意)傷心のカイ」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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